この記事をまとめると
■新車購入前には試乗することがオススメだ
■試乗車で交通事故を起こした場合は免責の5万円分はドライバーが負担する
■最近ではレンタカーを使った試乗車も増えてきた
試乗中の事故はドライバー側にも一定額の負担がある
クルマを購入するときには、必ず試乗したい。当たり前の話だが、クルマの機能は運転したり使ってみないとわからないからだ。
一般的な試乗では、ディーラーの試乗車を使う。販売会社のホームページを見ると、どの販売店にどのような試乗車があるのか記載されている。購入を希望する車種とグレードがある販売店を選んで試乗を申し込む。ホームページで試乗車を予約できる販売会社も増えてきた。
気になるのは、試乗中に交通事故が発生したときの対応だろう。複数の販売店に尋ねると、以下のような返答が聞かれた。
「試乗車は保険に加入している。対人と対物は無制限で、人身傷害補償、車両保険にも入っている」
これらのうち、車両保険は免責5万円の加入が多く、免責金額はドライバーが負担する。交通事故を発生させた場合、車両に生じた損害のうち、5万円まではドライバーが支払うわけだ。
また、販売会社によって「保険の手続きなどのために予め運転免許証のコピーを取らせていただく」、「試乗車の運転は、初心者はお断わりしている。運転免許歴が1年以上のお客さまになる」、「一部のスポーツモデルでは、試乗車の運転を35歳以上のお客さまに限っている」といった話も聞かれた。