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重労働の「除雪」から100万円で解放されるかも!? シニアカーなどと同等扱いの「小型除雪ドローン」に期待大 (1/2ページ)

重労働の「除雪」から100万円で解放されるかも!? シニアカーなどと同等扱いの「小型除雪ドローン」に期待大

この記事をまとめると

■「ジャパンモビリティショービズウィーク」が開催された

■「除雪ドローンFシリーズ」はねじれるシャシーで抜群の悪路走破性を誇る

■ゆくゆくはセンサー類の追加による自動運転を可能にすることを目指している

高齢者を雪かきの重労働から解放するドローン

 2024年の「ジャパンモビリティショー」は、従来までのユーザー向けのB to Cイベントと異なるコンセプトで開催された。“ビズウィーク”という言葉が追加されたことからも想像できるように、B to B的なイベントとなった。具体的には、自動車メーカーとスタートアップが出会い、共創のきっかけとなる場を意識したイベントになった。

 そんな「ジャパンモビリティショービズウィーク」のスタートアップエリアには、本当にさまざまな企業がブースを構え、自社のテクノロジーや特徴をアピールしていた。そのなかで、メカニズムとして非常にユニークと思える小型モビリティを見つけたので紹介したい。

 それがエバーブルーテクノロジーズのブースに展示されていた「除雪ドローンFシリーズ」。名前からもわかるように、除雪機能に特化したドローンだ。

 ドローンというと、空中を飛ぶカタチを想像しがちだが、水中ドローンや水上ドローンといったカテゴリーも存在する。いずれにしても、プロポなどによる遠隔操作と自律的な安定性を併せもっている無人モビリティをドローンと称しているのが現実といえるだろう。

 この除雪ドローンを開発したエバーブルーテクノロジーズ社も、もともとは水上ドローンで経験を積んでいる企業であり、そこで得た知見を活かして、2022年から無人自動除雪機の開発に着手したという。

 降雪地域において除雪というのは欠かせない行為だが、高齢化社会の進行に合わせて最低限必要な除雪でさえ実施できない世帯が生まれているのはご存じのとおり。そうした社会課題を解決するソリューションとして、無人かつ自動で玄関から通りまでを除雪できるような小型機を開発することになったわけだ。

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