この記事をまとめると
■スズキからスタイリッシュなクーペSUVが登場
■1.5リッター直4のマイルドハイブリッドに6ATの組み合わせで4WDもあり
■モノグレードで価格は254万1000円から
トレンドのクーペSUVを小型サイズで実現
スズキといえばやはりその真骨頂は小型車だろう。軽自動車をはじめとして、オリジナリティあふれる良品廉価なクルマづくりには定評がある。
そんなスズキから、昨今市場を賑わせているクーペSUVが発売された。
その名は「フロンクス」。「扱いやすいクーペスタイルSUV」をコンセプトに、力強さ・上質さ・洗練さを合わせ持つデザインに、取り回しの良さと快適な室内空間を兼ね備えた、新ジャンルのコンパクトSUVとなっている。
バックドアが大きく傾斜し流麗なクーペスタイルを描くエクステリアは、フロントマスクまでえぐられたフェンダーの造形や二段式のヘッドライトによって、大胆かつスタイリッシュな印象。切削加工された16インチアルミホイールがその足もとを彩る。
リヤにまわると、クーペらしい優雅なフォルムに横一文字のLEDテールランプがまさに都会的といったイメージをもたらす。
また、フロントと共通するフェンダーの意匠もデザインにおける印象的なアクセントで、どことなく欧州車を思わせる雰囲気も感じられる。オプション設定される2トーンルーフで個性を演出するのも手だろう。
大胆かつスタイリッシュなデザインは、エクステリアだけでなくインテリアにも見てとれる。インパネミドル部のシルバーの加飾は、硬質で磨き上げられた金属フレームを表現したという。ブラックとボルドーの配色がスポーティさと高級感を同時に演出しているのも憎いところだ。
パワートレインは、マイルドハイブリッドを備える1.5リッター直列4気筒エンジンに6速ATの組み合わせの一本となる。
このフロンクスはもともと海外市場向けのモデルだが、タイヤやコイルスプリング、ショックアブソーバーなどの足まわりや電動パワーステアリングは日本の路面に合わせてチューニングされているという。また、走行モードを切り替えられる4WDモデルが日本市場のために新たに用意されたこともトピックのひとつだ。
グレードは1種類で、2WDモデルが税込254万1000円、4WDモデルが税込273万9000円のプライスタグを掲げる。
300万円を大きく下まわる価格でこれほどスタイリッシュなクーペSUVが手に入るということで、どれほど市場をかき回すか楽しみな1台だ。