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1トン切りの車体に660馬力のエンジンとか危うい魅力プンプン! スイスでまた1台とんでもないクルマが爆誕した (1/2ページ)

1トン切りの車体に660馬力のエンジンとか危うい魅力プンプン! スイスでまた1台とんでもないクルマが爆誕した

この記事をまとめると

■「ピカソ・オートモーティブ」が発表した「660LMS」はコンパクトなスーパースポーツカー

■CFRPモノコックとCFRP製ボディパネルにより車両重量は980kgを実現

■660馬力のV6ツインターボに搭載し7速MTもしくは7速シーケンシャルミッションを組み合わせる

スイスから要注目のスーパースポーツカーが登場

 イタリアとの国境にもほど近い南スイスの街、サン・ヴィットーレ。ここに本社を構えるのが新興スーパースポーツメーカーの「ピカソ・オートモーティブ」だ。

 ここで紹介する「660LMS」は、プロトタイプの「PS-01」を経て、2023年5月6日に、イタリアのムジェロサーキットで初公開された、彼らの市販第一号車。ちなみに660LMSとは、「660馬力仕様のエンジンを搭載する」、「ル・マン・プロトタイプにインスパイアされた」、「ストリート、すなわちロードユースのモデル」であることを意味している。

 先に触れたムジェロでの発表から、モナコで開催された「トップマーク」、そしてフランス、アブダビ、ドバイなどでの華々しいプロモーションを経てセールスが開始された600LMSは、現代のスーパースポーツやハイパーカーと比較すると、非常にコンパクトなサイズをもつモデルだ。実際の全長×全幅×全高は4366×1967×1250mm。基本構造体はもちろんCFRPによるモノコックだが、そのサイドパネルの長さは、自動車用としては世界最長の3240mmを誇る。ボディパネルももちろんCFRP製で、結果として980kgという重量が実現した。

 ミッドに搭載されるエンジンは、FIA GTやF2、F3におけるエンジンサプライヤーとして有名なアウトテクニカモトーリの設計、製作による2996ccのV型6気筒ツインターボ。このエンジンは合成燃料の使用を前提に開発が進められたもので、CO2排出量の削減と低減という意味においても、即座に測定可能なメリットをもたらしている。

 それだけではなくICE(内燃エンジン)は、エレクトリックモーターとバッテリーの組み合わせよりも性能面で効率的であるだけでなく、部品のリサイクル性も高いとピカソ・オートモーティブは強くアピールする。

 660馬力/8000rpmの最高出力と、720Nm/7300rpmの最大トルクを発揮するV型6気筒ツインターボエンジンには、オーソドックスな7速MTが組み合わせられるが、カスタマーがこのモデルをGT2仕様に進化させ、レースに参加したいという場合には、同じく7速のシーケンシャルミッションが搭載されることになる。

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