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納期遅延なんて概念自体が世界的には珍しい! 海外は日本の自転車のように「そこのクルマ」を買って帰るが普通だった (2/2ページ)

納期遅延なんて概念自体が世界的には珍しい! 海外は日本の自転車のように「そこのクルマ」を買って帰るが普通だった

この記事をまとめると

■世界的には新車も在庫車を販売するのがメインとなっている

■日本では契約成立後にナンバープレート発給をするために新車の在庫車を購入してそのまま乗って帰ることは難しい

■いまどきは生産工場近くにまとまって在庫車を管理する場所を確保しているメーカーも多い

諸外国では新車も仕入れ済みの在庫車の販売が主流

 世界的に新車販売では、ディーラーがメーカーから仕入れ自社で管理している在庫車を販売することがメインとなっている。車両登録制度が日本と異なることもあり、購入希望車の在庫があれば、契約成立日にそのまま乗って帰ることが可能な地域も多いようだ。

 アメリカにおける新車ディーラーでは、同じモデルであってもどれだけ豊富な在庫車が用意できるかが販売促進にも大きく影響している。ディーラーの広告やウェブサイトには「うちにある在庫は500台」などとアピールしていることも珍しくない。そして、購入時には日本のように専用として用意されている試乗車ではなく、「買って帰りたい」在庫車を公道で試乗するのもお約束となっている。

 これは、過去に生産品質にバラつきがあったころの名残りともいわれており、乗って帰りたい新車に不調がないかをチェックすることの意味合いがそもそも大きかったようだ。

 たいがいは日本のホームセンターや自転車屋さんで置いてある自転車のなかから選ぶように、置いてある在庫車のなかからよりベストな仕様やボディカラーを選んで買うようなのだが、それでもこだわりのオプションがあり、その在庫車がないと、セールスマンは近隣の同じメーカー系ディーラーにお客の希望する在庫車があるかどうか確認し、それがあるときは「車両交換」という形で自社の在庫をキャリートラックに載せて先方へ行き、お客の希望する先方の在庫車に載せ替えて戻ってくるということも行うようである。

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