「ガリッ!」「ドン!」あぁ時間よ戻ってくれ……運転初心者がよく「ぶつける」クルマのポイント5つ (2/2ページ)

足まわりも要注意

 続いては、同じように縁石や低い障害物にガリッとやりやすい、ホイールリム。これも左タイヤに履いているホイールのほうがぶつけやすいのは、路肩に寄せたり縦列駐車の際にやってしまうことが多いから。縁石に寄せたままハンドルを不用意に左に切ったりしないようにしたいですね。

 次に、車庫入れの際にうっかりぶつけてしまいがちなのが、リヤバンパーです。車高が低いクルマの場合は、バックで車庫入れをしていて、輪止めの高さよりバンパーが低いためぶつけてしまったり、輪止めがあると思い込んでいたらなくて、後ろの壁やポールにぶつけてしまったり。また、バックをする際に左右のドアミラーしか見ていないと、真後ろにある電柱やポールなどが見えていなくてぶつけてしまう場合もあります。バックミラーを見ていたとしても、リヤウインドウより低い障害物は把握しにくいので、後方がよく見えるカメラなどで、しっかりと存在を確認するようにしましょう。

 続いて、ボディの幅よりも出っ張っているためにぶつけやすいのがドアミラー。狭い道を通るときに電柱などにぶつけたり、車庫入れで壁などにぶつけたり。これは前方のボンネットばかり気にして、ドラミラーの存在を忘れてしまっているときに起こりやすくなっていますので、左右のボディよりも出っ張っているものがあるということを、常に頭に入れておくことが大切です。

 最後にもうひとつ、これは運転ではなく使用上の注意ポイントですが、テールゲートの縁も初心者がぶつけやすいところです。テールゲートを開ける際に、全開にしたらどこまで出っ張るのか、高さはどこまでくるのかがよくわかっていないため、後ろの壁や天井などにぶつけてしまうことが多くなっています。どこまで出っ張るのか、全開にしたときの高さはどこまでくるのか、よく覚えておくようにしたいですね。

運転初心者がよく「ぶつける」クルマのポイント5つ

 ということで、せっかく手に入れた初めての愛車を長くきれいに乗るために、これらのぶつけやすいシーンと場所をしっかり頭に入れて、とくに注意してカーライフを楽しんでほしいと思います。


まるも亜希子 MARUMO AKIKO

カーライフ・ジャーナリスト/2024-2025日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
MINIクロスオーバー/スズキ・ジムニー
趣味
サプライズ、読書、ホームパーティ、神社仏閣めぐり
好きな有名人
松田聖子、原田マハ、チョコレートプラネット

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