初期設定を済ませておくことが大切
3つめの注意点は、SOSコールを利用する前には、車両側での初期設定が必要です。契約してあるからそのまま使えるだろうと思っていると、いざというときに使えなくて困ることになってしまいますので、販売店で初期設定を完了しておくことが大切です。
4つめは、SOSコールは車載通信機を使用してオペレーターとやりとりしています。車載通信機の内部電池には寿命があるため、定期的に確認して電池切れになることがないようにしておきましょう。また、心臓ペースメーカーやそのほかの医療用電気機器を使用する場合には、各医療用電気機器メーカーや販売業者に電波による影響について確認してから使いましょう。
5つめは、自動車メーカーによってはSOSコールのスイッチを押す際には安全な場所に停車してから押すことを推奨しています。視線を前方から逸らさないといけない位置にスイッチがあるので、前方不注意とならないための配慮です。また、誤操作防止のためスイッチを1秒以上「長押し」して離すと、グリーンのインジケーターが点灯し、オペレーターとの通信が可能となりますので、落ち着いて操作することも大切です。
ということで、いざというときに助けが呼べる頼もしいサービスであるSOSコール。一生使わないほうがいい装備ではありますが、普段から抜かりなく正常に使える状態にしておきたいですね。