この記事をまとめると
■普段は駐車禁止な場所でも正月三が日だけは制限を解除している場合がある
■正月三が日は交通量も減るために駐車による他車への影響が少ないと考えられている
■駐車監視員は半強制的に三が日は休暇となるため駐車禁止の取り締まりも少なくなる
正月三が日は駐車禁止の取り締まりが減るという噂の真相
全国津々浦々、その標識を見ない道のほうが少ないぐらいどこにでもある駐車禁止の交通標識。その下に、「1月1日~3日を除く」と書かれた、補助標識がついているのを見かけるが、普段、駐車禁止エリアなのに、なぜ三が日だけは例外的に制限が解除されているのか。
ひとつには、交通量が少なくなるため、駐車車両が止まっていても影響がわずかといえるから。もうひとつは、周囲の学校の児童・生徒への影響が少なくなるため。こういったところが主な理由だろう。これらについては、駐車禁止の標識の「日曜休日を除く」と書かれた補助看板と基本的には同じ考え方だと思われる。
また、裏の事情を明かせば、お正月の三が日ぐらいは、警察官だって駐車監視員だって休みたいのが本音だろう。年末年始は、駐車監視員のほとんどが休暇をとる(半強制的に?)といわれているし、出勤する警察官もずいぶん少ない体制になる。
したがって、よほど初詣客でにぎわう、有名な寺社仏閣などではない限り、大みそかから1月3日までは駐車違反の取り締まりがないというのが現状だ。
だからといって、ほかのクルマや歩行者の通行の邪魔になるようなところに駐車するのはやめてほしいし、クルマで出かけたらお酒は飲めない。飲酒運転の取り締まりはお正月休みだろうが容赦はない。
せっかくのお正月、気持ちよく1年のスタートを切るためにも、交通ルールとマナーを守って過ごすようにしよう。