ハイブリッドだけじゃない! 各種改良に新グレードも登場
ハイブリッドモデルばかりに目がいってしまいそうになるが、全モデルにおいて走りの質が向上していることを忘れてはならない。ラジエター周辺やインパネ内部ステアリング支持部などの剛性アップにより操縦性を大きく向上させたほか、伝統のラダーフレームとボディを結合するマウントクッションを刷新したことで、フレーム車特有の低周波振動がより一層低減された。
足まわりでは、電子制御サスペンションのアクチュエータバルブの構造が見直されており、突き上げ感を抑えたより滑らかな乗り心地を実現させている。
機能面に目を移すと、従来一部デジタルだったメーターが12.3インチのフル液晶メーターを採用。LX伝統の補器バッテリー電圧とエンジン油圧計はそのままに、近代的なルックスを得たとともに画面カスタマイズも充実した。
フロント席乗員の疲労軽減の一助とすべく、エアブラダー(空気袋)方式のリフレッシュシートを採用したのもトピックのひとつ。センターディスプレイから操作することで、全身2コース・部位別3コースの全5コースで身体の疲れを癒してくれる。
また、予防安全装備の「Lexus Safety System+」や運転支援技術「Lexus Teammate」も、最新のバージョンが盛り込まれている。
また、NXやGXといったレクサス他モデルで先行して採用されていた、オフロード・アウトドア色を強めた「OVERTRAIL」グレードが新設定されたこともトピックだ。
エクステリアではブラックアウトされたスピンドルグリルとマットグレー塗装アルミホイールをはじめとして、各パーツがブラック系でまとめられるとともに、専用色「ムーンデザート」を設定。インテリアも専用コーディネイトになる。
走りにかかわる専用装備は、スタック時の脱出性能などが高まる前後ディファレンシャルロック機能と、18インチの専用タイヤホイールとなっている。
価格等の詳細は現時点では未定。2024年末以降、順次各地域で販売とアナウンスされている。