WEB CARTOP | 独自の企画と情報でクルマを斬る自動車メディア

むしろ使わないほうが無難か!? あまりに意味が広すぎる「パッシング」の是非を考えてみた (1/2ページ)

むしろ使わないほうが無難か!? あまりに意味が広すぎる「パッシング」の是非を考えてみた

この記事をまとめると

■パッシングは「通過や通行・追い越し・追い抜き」といった意味をもつ

■使う場面や人によって意味が異なる場合がある

■使い方を間違えるとトラブルの原因なので注意が必要だ

パッシングってそもそもなに?

 ヘッドライトを素早く1〜2回点滅させるパッシング。そもそもパッシングとは、どのような意味で、どのような場面で使用するのでしょうか。この記事では、パッシングの意味や使用シーン、パッシングするときの注意点などを解説します。パッシングされたことがある方はもちろん、パッシングで相手に合図したいと考えている方も参考にしてみてください。

パッシングとは?

 まず、パッシング(passing)という単語には、通過や通行・追い越し・追い抜きといった意味があります。そのため、前走者の前に出たい場面で、先に行きたいクルマがヘッドライトを素早く1〜2回点滅させるほうが意味としては正しいといえるでしょう。

 しかし、日本の交通事情を見てみると、「お先にどうぞ」という意味でパッシングする場合も見かけます。また、譲ったことに対して感謝の意を示すためにパッシングするという運転者もいます。

 つまり、時と場合によってパッシングの意味や伝える内容が異なるのです。では、パッシングはどのようなことを伝えたいときに使用するのでしょうか。

パッシングの意味

 パッシングには、さまざまな意味があります。前述したように「先に行きます」や「お先にどうぞ」などの意味のほかに、以下のようなことを伝えるときにパッシングを使用することがあります。

・危険であることや異変が発生していることを伝える(無灯火、ハイビームのままのとき、ライトの消し忘れなどを伝えるとき)

・緊急事態を伝えるとき(バスやタクシーなどの車内で緊急事態が発生しているときにパッシングで周囲に知らせる)

・抗議するとき(急ブレーキや急ハンドルなどを伴う急な割り込みをされたときや相手の危険な運転行為によって自車が危険な目にあったときなど)

・注意喚起のとき(落下物があることや取り締まりをしていることを伝えるとき)など

 このように、パッシングにはさまざまな意味があります。そのため、交通場面によってパッシングの意味が異なるのです。

画像ギャラリー

WRITERS

モバイルバージョンを終了