この記事をまとめると
■ETC車載器の装着方法を間違うとETCレーンでバーが開かない場合がある
■アンテナの装着位置や角度は細かく指定されている
■熱線反射ガラスが装着されたクルマはETCの電波を反射してしまうケースもある
ETC車載器をつける際の注意点
いまや高速道路を利用する際には必須アイテムといっても過言ではないETC。煩わしい通行券の受け取りや料金支払いをすることなく料金ゲートを通過することができるのはもちろんのこと、各種割引を受けることができたり、スマートインターチェンジが利用できて利便性が向上したりとそのメリットは計り知れない。
そんなETCを利用するために必要なETC車載器は、最近のモデルでは最初から車両に標準装備となっているモデルも増えてきたが、そうでないモデルではディーラーオプションのETCを装着したり、カー用品店などで市販のETC車載器を購入して装着する必要がある。
このとき、装着方法を間違ってしまうとETCレーンでバーが開かない、という事態に陥ってしまう可能性があるのだ。
ディーラーオプション品であれば説明書どおりに装着すれば問題が発生することはないが、問題なのは汎用の社外品。電源などの配線は問題なく装着できたとしても、ETCゲートと通信するためのアンテナを装着する場所によっては正常に通信ができない可能性があるのだ。
実際にETC車載器を自分で装着した経験がある人であればご存じかもしれないが、じつはETCのアンテナは装着する位置や角度が細かく指定されているのだ。
実際のところはこの範囲を厳密に守らなくても正常に使用できるケースが多いのだが、メーカーの指示を守るに越したことはないだろう。