カードを挿してるのにゲートが開かない……ってなんで!? 意外に多いETCトラブルの原因とは? (2/2ページ)

ガラスの素材で通信が不安定になる場合も

 それ以外で意外と見落としがちなのが、熱線反射ガラスをフロントガラスに採用している車種への装着だ。

 この熱線反射ガラスはガラスに金属膜をコートして車室内への日射量を減らし、車内を快適に保つという機能性ガラスなのだが、この金属膜が熱線だけでなくETCの電波も反射してしまうのである。

 ETCが普及してからリリースされた熱線反射ガラスはセンサーバイザー付近(ルームミラーが付く周辺)のみ金属膜コートを省いてETCの電波を受信できるようになっているものがほとんどだが、1990年代前半に登場した高級車などは全面が熱線反射ガラスとなっているものも存在している(初代セルシオなど)ので注意が必要なのだ。

 また、それ以外ではETCカード自体の期限切れや劣化でもETCバーが開かなくなってしまう。とくにETCカードはそこまで熱に強いものではないため、真夏に常に車載器に挿しっぱなしだったりするとICチップが破損してしまう可能性もあるため、ある日突然バーが開かなくなるリスクもあるので注意したい。


小鮒康一 KOBUNA KOICHI

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日産リーフ(2代目)/ユーノス ロードスター/マツダ・ロードスター(2代目) /ホンダS660/ホンダ・オデッセイ(初代)/ 日産パルサー(初代)
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長距離ドライブ
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