トラックを運転しているつもりで動かそう
3)重量
・キャンピングカーは「荷物満載のトラック」のようなもの
トラックを運転したことがある方ならわかると思いますが、なにも積んでいないときと満載のときでは、月とスッポン程に操縦性が変わってきます。
あれもこれもと、つい積み過ぎてしまうのがキャンピングカーですが、必要なときに必要なものだけ積むという意識も必要です。
・重要なのは重いキャンピングカーを支えるタイヤ
タイヤは文字どおり「縁の下の力もち」です。キャンピングカーだけでなく、それを運転する人の安全と人生までを支えています。注意するのは以下です。
・空気圧
毎回とはいわずとも、月に1度は空気圧をチェックしましょう。空気漏れの発見がタイヤのコンデションの確認にもなります。適正な空気圧は燃費にも影響があるので、最近の燃料費アップに対しても多少は貢献できます。
・寿命
よく聞く話は「まだまだミゾがあるから大丈夫」という話ですが、ミゾの量よりもタイヤの製造年月日を気にしましょう。仮に10年も前のタイヤだったりしたらそれはもう寿命。即、交換です(一般的にミゾがあっても4~5年が交換の目安といわれています)。
・キズ
日頃からの傷やヒビ割れチェックは当然のこと。しばらく乗らないだけでも、紫外線による劣化、タイヤの変形などにつながります。これらを疎かにした結果は、タイヤのバーストです。たまにニュースになるキャンピングカーの横転は、ほとんどがバーストが原因です。無理な運転による横転と違うのは、バーストは、ある日突然忘れたころにやってくることです。日頃のメンテナンスで対応するしかありません。
4)最後に余裕をもった運転を!
以上、キャンピングカーのクセや特徴を把握していてその運転に馴れれば、それは快適なドライブができます。なかには「普通車よりも、鼻先が短くて、ドライビングポジションが高いキャンピングカーのほうが運転が楽!」という方もいます。
最初はかったるい(?)走りが嫌なキャンピングカーも、慣れれば追い越しされても気にならないくらいにマイペースになれます。そこまでになればキャンピングカーの魅力に大満足! そのうち、「キャンピングカーに乗らずに死ねるか! 生まれ変わっても愛車はキャンピングカー!」みたいになると思います。
キャンピングカーのメリットとデメリットを理解した上で、自由気ままなキャンピングカーでしか体験できないようなクルマ旅を楽しんで下さい。