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「安さだけが取り柄」のように言われてきた「鉄ちんホイール」を見直すときがきたか! いま「スチール+ホイールキャップ」でキメるクルマがじわりキテる!! (2/2ページ)

「安さだけが取り柄」のように言われてきた「鉄ちんホイール」を見直すときがきたか! いま「スチール+ホイールキャップ」でキメるクルマがじわりキテる!!

この記事をまとめると

■スチールホイールにはホイールキャップと呼ばれるパーツがついていることが多い

■商用車以外ではスチールホイールがむき出しになっているクルマは少ない

■メーカーによってはスチールホイールをオシャレに見せる工夫も取り入れている

ホイールキャップの役割とは

 ファッションにこだわる人のなかには「おしゃれの基本は足もとから」といったこだわりをもっている方も少なくないようですが、クルマにとっても足もとは重要です。そうです、ホイールはクルマの第一印象を大きく左右します。人間にとっての足もとを彩るのが靴であるように、クルマの場合はホイールがおしゃれ度を左右するアイテムとなります。

 おしゃれなホイールといえば、意匠の自由度が高いアルミ製が定番といえるでしょう。また、ホイール径が大きいほどカッコいいというのも多くのユーザーがもっている共通認識ではないでしょうか。そのため、最近の乗用車では、アルミホイールを標準装備しているケースがかなり多くなっていますし、上級グレードになると大径ホイールとなっているのも目立ちます。

 ただし、アルミホイールで、なおかつ大径化というのはコストアップ要因といえます。とくに大径化はタイヤも高くなってしまいがちです。そのためか、廉価グレードになるとラインアップのなかでもホイールが小径で、なおかつスチール製となることが珍しくありません。

 たとえば、日本でもっとも売れているホンダN-BOXのグレード別のホイールを見ていくと、もっともベーシックな標準系は14インチのスチールホイール、スポーティなカスタムの上級グレードは15インチアルミホイールといった具合になっています。

 登録車ではどうなっているのでしょうか。コンパクトカーのスズキ・スイフトの場合も、エントリーグレードは15インチのスチールホイールですが、上級グレードは16インチアルミホイールを履いています。こうしたホイール仕様によるグレード間の差別化は、国産車においては常套手段となっています。

 ただし、ひと目でスチールホイールとわかってしまうのは商品性をスポイルしてしまうということも、自動車メーカーの共通認識となっているようです。そのため、N-BOX、スイフトいずれのケースでもスチールホイールには樹脂製のフルホイールキャップが装着されるなど足もとに気を遣っています。

 スチールホイールを隠すフルサイズのホイールキャップは乗用車であれば、もはやマストといえる状況になっています。さすがに、乗用タイプとしてもっとも廉価なダイハツ・ミライースは99万2200円のエントリーグレードではスチールホイールがむき出しとなっていますが、ひとつ上の100万円を超えるグレードになるとフルホイールキャップを装着しているほどです。おそらく、商用車以外ではホイールキャップの装着されていない状態を街で見かけることはほとんどないはずです。

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