マクラーレンがP1後継のスーパーカー「W1」を世界初公開! 1275馬力&1340Nmでブランド史上最強モデルに (2/2ページ)

とことん速さのみを追求した圧倒的機能美

 パワートレインと同様に攻撃的なエクステリアには、フォーミュラ由来のグラウンド・エフェクト・エアロダイナミクスが盛り込まれている。パワートレインを含む車体全体において空力要件が重視されており、目を引く前後ウイングはモーターによって作動する可変式となっている。

 また、公道でもサーキットでも卓越したドライビング体験を提供するという命題のもと、あらたに「マクラーレン・レース・モード」と呼ばれるドライブモードセレクト機能を採用。レースモードではサスペンションと前後ウイングが最適化され、なんと最大1000kgのダウンフォースを得られるという。

 跳ね上げ式の「マクラーレン・アンへドラル・ドア」を開けると広がるインテリアは、ドライバー重視のインターフェースというマクラーレン製スーパーカーの原則に忠実な仕立て。たとえば、W1にはApple CarPlayに対応したインフォテインメントシステムが装備されるが、ステアリングホイールにあるボタン類はブーストとエアロ操作のふたつのみ。ドライビングのみに集中できる環境が構築されている。

 シートはカーボン製のモノコックと一体となっており、圧倒的な剛性を実現している。そのためドライビングポジションは、可動するステアリングホイールとペダルによって調整するかたちとなる。

 すべてが規格外なマクラーレンW1であるが、その価格も規格外。200万ポンド、日本円にして約3億9000万円というプライスタグを掲げる。399台限定での販売であるが、そのすべてがすでに売り切れているというから開いた口が塞がらない。


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