この記事をまとめると
■旧車には不具合が付き纏う
■機能の精度が悪かったりコンディションが不安定なのも日常茶飯事
■「最近のクルマは優秀すぎてつまらない」という声も旧車オーナーには多い
古いクルマのあるある現象
街なかで見かける「旧車」や「古いクルマ」。それはつまり、これまでさまざまなトラブルやアクシデントに遭遇しても、そして廃車寸前になってもレスキューされ、昭和〜平成〜令和の時代を生き延びてきた「奇跡の個体」です。なかには何十年も倉庫で埃をかぶっていたのに、発掘されたのを機に復活した個体もあるでしょう(未だに倉庫の片隅で眠っている個体も数多くあるはずです)。
生き延びてきた……それは同時に、それなりの「ご老体」であることを意味します。なかには機械としての耐用年数を過ぎているクルマだってあるかもしれません。そんな古いクルマあるある現象をまとめてみました。モノを大切にするのはいいことなんですけどね!
●雨漏りする!
何しろ古いクルマですから、車体のあちこちが劣化しているのはやむを得ない話。ゴム類なんてその最たる例です。小雨程度なら何とかなるんだけど、大雨に遭遇したときなんて車内にポタポタと雨水が。どうにか帰宅した翌日、助手席の足もとやトランクに水たまりが。
将来、レストアするときに、ボディのあちこちがサビサビ&グサグサなんだろうな〜なんて思いながら急いで排水して天日干し。旧車オーナーが雨の日に乗りたがらない理由として、サビも心配だし、雨漏りはもっと心配だからということも考えられます。
●ワイパーは飾り?
古いクルマであってもワイパーは装備されています。そして、たいていの場合、とりあえず動きます。しかし、雨が降ったときにきちんと水滴を拭き取ってくれるかは別問題。同乗者がいる場合、このように突っ込まれます。「ワイパーが役に立ってない!」と。
そんなときは「ワイパーが役に立ってない!? あんなのは飾りです。最近のクルマに乗ってる人にはそれがわからんのです!」とでもいい返してあげてください。一部のクルマ好きはニヤリとするはずですから。
●ガタガタ音がする!
古いクルマの維持、それはヤレやガタ、サビといった「経年劣化」との戦いと妥協の日々でもあります。ドアやボンネット、トランクを開けた際のギシギシ音、下まわりから聞こえてくるガタガタ音……。気になり出すと夜も寝られません。
それでも、休日の駐車場やイベント会場には国内外のさまざま旧車がズラリと並んでいます。本当に致命的なダメージであれば主治医が「そろそろ直しておいたほうがいいよ」と教えてくれるので、多少のガタピシ音は想定内と割り切った方が精神衛生上、いいように感じます。