【試乗】ボルボEX30は「デザイン」「走り」「電費」のバランスに隙ナシ! 東京から京都までロングドライブで感じた「充実カーライフ」の予感 (2/2ページ)

取りまわしのよさも抜群!

 高速走行の後半は、追従クルーズコントロール(ACC/アダプティブ・クルーズ・コントロール)を使ってみました。ACCを使うときも、シフトレバーを下げることでシステムがオンになります。速度変更はステアリングの左にある、+と-のボタンで操作をします。

 長距離運転となると、後半は疲れも出てくるのでACCは疲労軽減に大きく貢献してくれます。違和感のないレーンキープで安心してドライブを続けることができました。

 安全機能も充実していて、「ドライバー・アラート・コントロール」は特殊なセンサーで1秒間に約13回、ドライバーの目の動きを検知し、注意力の低下や眠気などを警告してくれます。

 恥ずかしながら、自身も何度か警告を表示されました。少し目線をディスプレイに向けていたり、同乗者と話し中に運転に集中できていないことがあったのかも。本人は注意をしている“つもり”でも、センサーは“つもり“を許さない、ボルボらしい安全第一な設定になっていることを実感しました。

 ドライブの途中で今回は比叡山ドライブウェイの中腹にある、夢見が丘展望台へ立ち寄りました。

 この展望台からは、びわ湖と大津市内の景色が一望できます。夜に街の明かりが輝き、昼夜問わず人気スポットだそうです。ちなみにドライブウェイを下っていくときに、ワンペダルをオンにしてみると回生ブレーキがより強く利き、数キロ降りたところで1%ほど充電が回復していました。もっと有効に使えば、さらなる回復も見込めそうです。

 翌日は京都市内を観光。京都を走っていると、ところどころ道幅が狭い場所があります。知らない道というだけで少し運転が慎重になりますし、それに加えて道幅が狭いのはプレッシャーですが、EX30の視界のよさ、車両感覚の掴みやすさ、取りまわしのよさでその不安が和らいでいるように感じました。

 東京から京都のドライブを通して、EX30をもし愛車として迎えたとしたら、コンパクトながらも高級車のような乗り心地と、さまざまなシステムで充実したカーライフが送れるのではないかと想像できました。

 そして、東京から京都まで1回30分の充電をしただけで、バッテリー残量を気にせずに余裕で走れたのは正直驚きましした。環境に配慮されたクルマに乗ることにより、いままでよりも人や環境にも優しい気もちに、少しはなれそうなクルマだと感じました。


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