海外じゃ「お坊さん優先」なんて例も! 海外の「優先席」事情と日本の現状 (1/2ページ)

この記事をまとめると

■バスや電車に設けられている「優先席」は健常者も利用可能だ

■アジア圏でも「優先席」が設置されており積極的に譲る人が多い

■「優先席」は国や地域によって利用方法や対象が異なる多様性に満ちている

空いてても座りずらい優先席

 ときおりネットニュースなどを賑わすのが、「車内優先席に座っていいのか」問題。主に鉄道車内での優先席の話となるのだろうが、バスでも優先席というものは存在する。筆者は「バス愛好家」を自称し、過去には空港バス(ターミナル駅やホテルなどと空港を結ぶ路線バス[観光バス車両])を利用するときには、最初に乗り込み最前列をキープしていたのだが、いまでは筆者が利用している範囲では、最前列は優先席となっている。

「優先席」としているので、お年寄りや体の不自由な方などを見かけたら席を譲れば座ることは問題がないとのこと。しかし、小心者の筆者は周囲の視線も気になるし、そもそも多様化する世のなかにあって、どこまでを席を譲るべき対象なのかの判断もなかなかできないので、優先席には座らないようにしている。

 優先席は何も日本だけのものではない。アジア圏の鉄道では、日本人が大好きな端っこのスペースがほぼすべて優先席となっていることも多く見かける。お年寄りや身体の不自由な人以外に、お坊さんにも譲りなさいという国もあった。

 また、意外に思われるかもしれないが、中国や韓国では一般席であっても若者が積極的に席を譲っており(何かいわれるのが面倒くさいというのもあるだろうが……)、ここは日本と大きく違うなあと思っている。


小林敦志 ATSUSHI KOBAYASHI

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乗りバス(路線バスに乗って小旅行すること)
好きな有名人
渡 哲也(団長)、石原裕次郎(課長) ※故人となりますがいまも大ファンです(西部警察の聖地巡りもひとりで楽しんでおります)

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