日本でもベテランドライバーが務める
日本では、SUGOのセーフティカードライバーの小原康二が有名。この小原も、レースキャリア30年以上のベテランドライバーで、2021年の富士24時間耐久レースではロードスターでクラス優勝。2022年にはニュルブルクリンク12時間耐久レースのSP3クラスで2位にもなっている。
2003年から、スポーツランドSUGOのセーフティカードライバーを引き受けていて、SUGOでスーパーフォーミュラを先導した際には、大湯都史樹選手に「このセーフティカー速い。運転しているドライバー、凄い」と絶賛されたこともあるほど(先述のベルント・マイレンダーとは逆の例)!
※写真は富士スピードウェイのGRスープラのセーフティーカー
その他、国内では引退した元トップドライバーがセーフティカードライバーを依頼されることが多いようだ。
レギュレーションを読むと「この車両(セーフティカー)は経験豊富なサーキットドライバーによって運転される」(国際モータースポーツ競技規則 付則H項 2.10 セーフティカー運用手順)と明記されているので、レースで実績のある、ベテランドライバーであることが、セーフティカードライバーになる条件といえるだろう。