この記事をまとめると
■タクシーに乗った際にはエアコンの調整などをお願いすることができる
■喫煙など匂いが残る行為はNGだ
■換気や空調などの要求は積極的に乗務員に伝えるべきだ
タクシードライバーに頼めることとは
車内が寒い・暑い、新鮮な空気を取り入れたいなど、タクシーに乗車したときにさまざまな要望をしたくなることもあるでしょう。では、目的地に向かう道中を快適に過ごすために、タクシーに要求していいことには何があるのでしょうか。また、NGな要求はあるのでしょうか。今回は、タクシードライバー経験者がタクシーに要求していいものとダメなものを解説します。
タクシーに要求していいもの
タクシーに要求していいものは、エアコンの調整、窓を開ける、ラジオや音楽などです。いい換えると、乗車した方が移動中の車内で快適に過ごすために必要な要望であれば応えてくれます。
たとえば、家から幹線道路まで走って、急いでタクシーに乗車した際に車内が暑いと感じた場合、エアコンの温度を下げてもらうよう要求したり、窓を開けて外の空気を浴びたいという声をかけて窓を開けたりするなどの行為は何ら問題ありません。
乗務員には、乗客の体感温度やどのような状態でタクシーに乗ったのかがわからないため、エアコンや換気などについては乗車した際に伝えてもらうほうがありがたいと感じる場合もあります。
タクシーに乗ったときは、快適に過ごすために必要な要望があれば乗務員にしっかり伝えましょう。
応えられないダメな要求
一方、要求されてもお断りする要望は喫煙などの臭いが残る行為です。タバコの臭いは消すのが難しく、車内に臭いが残り続けるだけでなく、天井の色が変わったり、火種が落ちてシートに穴が空いたりしてしまいます。また、タバコは健康にも影響するため、基本的に喫煙はお断りします。
もし、タクシーに乗っているときに、どうしてもタバコを吸いたくなった場合は、その旨を乗務員に伝え、喫煙所がある場所に止まってもらい、指定の喫煙所でタバコを吸うのがいいでしょう。ただし、途中で停車してもらって喫煙している間もメーターは動き続けますのでご注意ください。
臭いや汚れは本当に困る
タクシーへの要望や臭いの話となったので、ここでタクシーの乗務員が困ることについてもお伝えします。
タクシーの乗務員が困ったと感じるのは、臭いや汚れです。これらは、そのときに耐えることができても残り続ける可能性が高く、取り除くのに時間がかかります。
そのため、臭いや汚れがひどい場合は、一度帰庫してタクシーを乗り換えたり、本部と相談してどのような対応を取るのかを決めたりします。タクシーは、さまざまな人を乗せる公共交通機関でもあります。次の人も快適に乗れるよう、最低限のルールやマナーは守りましょう。
体調を悪くしないためにも必要な要求は遠慮なくしましょう
タクシーの多くはLPGを使用している場合が多いため、独特の臭いが苦手という人もいるでしょう。また、さまざまな人が乗るため、前に乗った人の臭いが気になるという場合もあります。
タクシーに乗って体調や気分が悪くならないようにするためにも、換気や空調などの要求は、乗務員にしっかり伝えましょう。