家よりクルマにいる時間が多くなる!? 日産「NV200 バネット MYROOM」は移動オフィスからアウトドア趣味までなんでもござれの中身だった (2/2ページ)

まさに部屋! 車内は一見の価値あり

 定員乗車は5名となる。2列目シートは用途に合わせてさまざまなアレンジが可能で、反転させて使用させたり、フルフラットにして後部をベット空間にしたり、付属の机を展開して思い切り足を伸ばして伸び伸びと過ごしたり……使い方は紹介できないほど無限にある。

 ベッドモードにした際の車内高は953mmというサイズを確保しているので、頭上空間もゆったり。着替えなどもしやすい点がうれしい。オプションで車内全体を隠すカーテンも用意されているとのこと。

 なお、2列目シートは停車時に使うことが前提ではなく、乗車移動時は程よい硬さとなっているので、座り心地も上々。ただし、後席シートを乗車モード以外にアレンジして移動することは法律違反なのでご注意を。

 2WDモデルに関しては、サスペンションを専用チューニングし、「コンフォートサスペンション」を導入しているので、商用車ベースとは思えない快適な乗り心地を実現する。「結局商用車でしょ?」みたいな先入観をいい意味で裏切ること間違いなしだ。

 また、車内には別売となるが、廃車となったリーフから取り出したバッテリーを再利用したポータブル電源を収める空間も存在する。さらに、ここから取り出した電源を車内はもちろん、なんと車外にまで供給できるユニットを装備。アウトドアを楽しみながら、家電が使えるといううれしい機能も。1台あれば楽しみ方無限大、それでいてボディサイズは控えめ……という、楽しさが詰まったクルマなのだ。

 エクステリアカラーは、サンドベージュ/ホワイト(専用2トーンカラー)、ミッドナイトブラック、ホワイト、ダークメタルグレーの4色を展開する。また、ブラックアウトしたバンパーや黒の鉄チンホイール、専用ステッカーやプライバシーガラスと、流行りのアウトドア風カスタムのツボを純正で取り入れる。架装はお馴染みのオーテックが手がけるので品質も抜群だ。

 安全装備も充実する。NV200 バネットには踏み間違い防止アシストやバックソナー、ふらつき警報、タイヤアングルガイド、アドバンスドドライブアシストディスプレイ(7インチ)などを備える。行きも帰りも安心して運用できる。

 そんな、魅力の塊でしかない「NV200 バネット MYROOM」の価格は、400万円台半ばを想定して、現在準備が進められている。ちなみに、同モデルをベースとしたキャンピングカーの相場はおおよそ400万円弱。オーダーメイドがほとんどなので、仕様によって価格は前後するが、日産のMY ROOMブランドを400万円台で狙えると思えば、かなりのバーゲンプライスではないだろうか。販売は12月を予定している。

 注目の「NV200 バネット MYROOM」は、10月26日(土)〜27日(日)の大阪キャンピグカーフェア2024、11月16日(土)〜17日(日)の福岡キャンピングカーショーで実車を確認することも可能だ。

 普通のミニバンとしても運用できるので、アウトドアなどを嗜むアクティブ派ユーザーは、次のクルマの候補にぜひ1台加えてみてはいかがだろうか。


WEB CARTOP 井上悠大 INOUE YUTAI

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