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内側は「水道水拭き」NG! クルマのフロントガラスを本当にクリアにする方法とは? (2/2ページ)

内側は「水道水拭き」NG! クルマのフロントガラスを本当にクリアにする方法とは?

この記事をまとめると

■クルマのガラスは汚れの影響で視界悪化を招く

■ウインドウは専用クリーナーを使うと効果的に汚れを落とせる

■内側も汚れやすいので定期的に掃除するとクリアな視界を確保できる

厄介なガラス汚れを綺麗にする方法とは

 クルマを運転するとき、安全運転に不可欠なことは何か?

 そのひとつがクリアな視界だ。フロントウインドウ、フロントサイドウインドウ、リヤウインドウが汚れていると、視界がクリアにならないだけでなく、ワイパーを使ったときにかえって汚れを引きずり、視界を悪化させてしまうこともありうるのだから怖い。

 では、その点でもっとも重要なフロントウインドウを綺麗にするにはどうしたらいいのだろうか。

 ガラスの汚れは、綺麗に拭いたつもりでも、運転席から見るとスジ、ムラがあったり、それが気になって運転に集中できないことも珍しくない……。

 ここで注目したいのは、クルマのフロントウインドウは外側と内側それぞれ別の方法で拭き上げ、綺麗にするということ。

 まず、フロントウインドウ外側だが、洗車したあと、屋外駐車、屋内駐車を問わず、翌日にはすでにホコリなどがうっすら付着しているはず。ましてや、雨の日に走行したあとでは、ウインドウはかなり汚れているはず。汚れの原因はホコリ、雨水(ウォッシャー液含む)だけではない。とくに雨の日に走ったクルマには、路面から跳ね上がった油分などの汚れもしっかりと付着している。いわゆる、ウインドウがギラギラする油膜の原因だ(ワックスをかけているクルマもルーフから油分が落ちる)。

 ところが、油分を落とす成分の界面活性剤や着色剤が含まれるクルマ用のガラスクリーナーを使うと、綺麗に拭いたつもりでも、拭きスジが残ってしまうことがある。

 で、1980年代から日本の洗車ブームを自動車専門誌などで牽引し、約30年間、洗車・補修用アイテムメーカーで開発アドバイザーとして仕事をしてきた(カーシャンプー、洗車クロス、洗車ブラシ、コーティング剤、白錆除去剤などを含む)ほか、洗車・補修関連の書籍、自動車専門誌の連載、洗車・補修ビデオに関わり、NHK、NHK FM、日テレ、東テレ……などなどの番組で洗車や補修の極意を紹介してきた、根っから洗車オタクなモータージャーナリストでもある筆者が、ウインドウ外側のケアに使っているアイテムが、以前、CARトップ本誌でテストしてその性能、使いやすさに驚かされた、ストナーのプレミアムガラスクリーナー「インビジブルガラス」だ。

 その特徴は、界面活性剤やせっけん成分を含まず、独自のClearDry TM成分によって、強力な洗浄性能と速乾性=拭きスジのなさを実現。いくつかのクルマ用ガラスクリーナーをテストしているが、筆者としては、これがベストだと思って、ストナーの日本上陸以来、長年、使い続けている。

 ただし、筆者の場合、ウインドウの汚れが酷い場合は、プレクリーニングを実施している。つまり、専用に用意した合成セーム皮やマイクロファイバークロスを水で絞り、ホコリ、砂、ウインドウウォッシャー液残りなどを除去。その際、ワイパーブレードを上げて、ワイパーゴム、その下を綺麗にしておくこともポイントだ。ワイパーゴムに砂などザラザラしたものが付着していると、ワイパー使用時にガラスをキズ付けてしまう可能性もあるからである。

 その上で、「インビジブルガラス」をウインドウにスプレーし、これまた専用に用意した、乾いたマイクロファイバークロスで拭き上げていく。実際、拭きムラはほとんどなく、スピーディにクリーニングが完了する。ちなみに家庭用ガラスクリーナーには、艶出しのシリコン成分が含まれている製品もあるのだが、それを使うとシリコン成分がワイパーブレードに引きずられることで、ムラを誘発することもあるから、使用は控えたほうがいい。

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