1000馬力のチューニングカーよりも600馬力のスーパーGTマシンのほうが圧倒的に速い! クルマの速さは何が影響しているのか? (1/2ページ)

この記事をまとめると

■1000馬力オーバーのチューニングカーは最近珍しい存在ではなくなった

■スーパーGTを走るマシンよりも馬力があるが全体的な速さは劣る

■GTカーは空力やタイヤのスペックが市販車とは段違いだ

GTマシンの速さは段違い

 日本のチューナーの技術探求力には目を見張るものがあり、いまや1000馬力オーバーのナンバー付きチューニングカーを作れるショップもいくつもある。

 当然、サーキットだって全開で走れる信頼性もあるわけだが、そのラップタイムはどれほどレーシングカーに迫っているのか。富士スピードウェイで比較してみると、R35GT-Rのチューニングカーで、最速クラスになるとラップタイムは1分40秒。平均時速でいうと164km/hだ。

 一方、国内最速のハコ車のレーシングカー、スーパーGTの富士でのレコードを見てみると、ラップタイムは1分25秒台!

 チューンドカーのR35GT-Rの最高出力が、1100馬力なのに対し、GT500のマシンは名前の由来どおり、エンジンパワーはその半分の550馬力(以上)ぐらいしかない。それなのに、15秒もの大差をつけてレーシングカーが速いのはなぜなのか。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

愛車
日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)
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