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旧車スポーツの中古価格が高騰してるっていうけどどのぐらい? まだ現実的な価格に収まっているクルマ5台の相場を調べてみた (1/2ページ)

旧車スポーツの中古価格が高騰してるっていうけどどのぐらい? まだ現実的な価格に収まっているクルマ5台の相場を調べてみた

この記事をまとめると

■ここ数年で旧車やネオクラシックカーの価格が跳ね上がっている

■100万円台から狙える2ドアおよび3ドアのスポーツカーをピックアップ

■今後も価格は上がることが予想されるので狙うならいまのうちだ

いまこそ乗りたい往年の2ドア&3ドアスポーツ

 結婚や子どもが産まれた、転勤などなど。生活環境の変化に伴い、泣く泣く手放した愛車。あれから数十年。「時間にもお金にも少し余裕ができたから、思い切って復帰してみよう!」と決意したものの、昨今の旧車およびネオクラシックカーの相場に目を疑ってしまう人も少なくないはずです。事実、少し前までタダ同然で手に入ったクルマが100万円どころか、それを優に超えた価格で取り引きされているケースも珍しくありません。

 今回、「いちど手放したけど(できるなら)いまのうちにカムバックしておきたい国産2ドア/3ドア」を5台取り上げてみました。なかには当時の新車価格の数倍という超強気な値付けをしているケースもちらほら……。

※2024年9月現在の中古車相場は以下のとおりです(カーセンサー調べ)

1:マツダ・ユーノスロードスター

・生産期間:1989年9月~1997年12月
・中古車の平均価格:174.1万円
・中古車の価格帯:70万~586万円

 ユーノスロードスターがデビューし、プリンセスプリンセスの「世界でいちばん熱い夏」がヒットした1989年夏といえば、まさにバブル絶頂期。避暑地としても有名な軽井沢は、オープンにしたユーノスロードスターがそこかしこで見られたとか。そしていつしか、歴代ロードスターは「世界で1番売れたふたり乗り小型オープンスポーツカー」となったのです。

 そんなユーノスロードスターも気がつけば30年選手。筆者も10数年前に29万円で手に入れましたが、いまや最低価格が70万円。もっとも高い個体はなんと500万円オーバー。平均価格帯が174.1万円とのことで、リフレッシュ代も含めると、現行モデルのND型の中古車も狙えるくらいの予算が必要になりそうです。

2:トヨタ・カローラ レビン/スプリンター トレノ(AE86)

・生産期間:1983年5月~1987年4月

カローラ レビン(3ドア)
・中古車の平均価格:440.5万円
・中古車の価格帯:278万~788万円

スプリンター トレノ(3ドア)
・中古車の平均価格:443万円
・中古車の価格帯:345万~590万円

カローラ レビン(2ドア)
・中古車の平均価格:312.1万円
・中古車の価格帯:188万~500万円

スプリンター トレノ(2ドア)
・中古車の平均価格:393.8万円
・中古車の価格帯:225.8万~798万円

 いわずと知れた「ハチロク」ことAE86。現役時代は3ドアのカローラレビンが一番人気でしたが、漫画やアニメで一世を風靡した「頭文字D」がヒットして以来、「ハチロク」といえばスプリンター トレノ(3ドア)が代名詞のような存在となりました。

 ハチロクのボディバリエーションは大まかに分けると上記の4タイプ。やはり、全体的に3ドアモデルが人気ですが、平均価格で比較するならレビン/トレノが拮抗しているのがわかります。

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