がんばればまだ手が届く!
3:ホンダS2000
・生産期間:1999年4月~2009年6月
・中古車の平均価格:434.5万円
・中古車の価格帯:165万~1500万円
ホンダ久々のFR、そしてオープンカーとしてデビュー前から注目されていたS2000。なんとこのクルマ、先代のS800以来、29年ぶりとなるFRスポーツカーの復活だったのです! 2リッター、VTECエンジンを搭載する「AP1型」のレッドゾーンは9000回転という超高回転型。しかもトランスミッションは6速MTという硬派っぷり。
現代、そして今後も作られることはないであろうパッケージングだけに高い人気を誇ります。中古車の平均価格は434.5万円、もっとも高価な個体はなんと1500万円! いつの間にこんなことになっていたのか……。
4:日産フェアレディZ(Z32)
・生産期間:1989年7月~2000年8月
・中古車の平均価格:250.1万円
・中古車の価格帯:89万~760万円
「スポーツカーに乗ろうと思う」のキャッチコピーで鮮烈なデビューを果たしたZ32型フェアレディZ。並べてみないと2シーターかリヤシート付きの2by2か見分けがつかないほど端正なフォルム、そして3リッターツインターボエンジンという、バブル期を象徴するような豪華な組み合わせが人気を博しました。
そんなZ32型も、生産終了から早14年。中古車の平均価格は250.1万円と、ひと頃に比べてだいぶ高値をつけるようになってきました。Z32の専門店があるので、一生モノのZ32を手に入れたいのなら足を運ぶ価値がありそうです。
5:スバル アルシオーネSVX
・生産期間:1991年9月~1997年12月
・中古車の平均価格:224.4万円
・中古車の価格帯:79万~448万円
ジョルジェット・ジウジアーロが手がけたデザイン、そしてこのクルマのキャッチコピーである「500miles a day」が魅力のアルシオーネSVX。決して販売台数の多いクルマではないものの、こちらも専門店の存在が下支えとなり、現存率は高め。
平均価格は224.4万円と頑張れば手が届きそうな価格帯ではありますが、専用部品が多いクルマだけに、製造廃止された部品も多く、乗るにはそれなりの覚悟が必要です。
●まとめ:「欲しい!」と思ったときが買い
古い、維持費がかかる。純正部品が手に入らない……。諦めるための理由付けはいくらでもあります。このまま諦めるか? それとも青春の1ページと再会するか。どちらが正解かなんて誰にもわかりません。
ひとついえることは、「あのとき買っておけば……」は、意外と尾を引くという事実です。もし、予算的に何とかなるのであれば、どうか勇気ある1歩を踏み出してください。