WEB CARTOP | 独自の企画と情報でクルマを斬る自動車メディア

「フォーミュラジムカーナ」の初代女王に輝いたのは吉川萌衣選手! 日本一の自動車部所属女子大生はじつは女子クラス新設の立役者だった (1/2ページ)

「フォーミュラジムカーナ」の初代女王に輝いたのは吉川萌衣選手! 日本一の自動車部所属女子大生はじつは女子クラス新設の立役者だった

この記事をまとめると

■2024年のフォーミュラジムカーナ女子クラスは法政大学の吉川萌衣選手が優勝した

■吉川選手はフォーミュラジムカーナからさまざまなチャンスをつかんだ

■フォーミュラジムカーナに自動車業界の将来性を感じたという

フォーミュラジムカーナの女子クラス優勝者

 9月22日に滋賀県の奥伊吹モーターパークにて行われた「フォーミュラジムカーナ2024全国決勝大会」。この大会は、協賛企業の支援の下、学生たちが無償かつイコールコンディションでジムカーナを楽しみ、企業と学生を結びつけることを目的としたイベントだ。

 2年目となる2024年度のフォーミュラジムカーナの目玉のひとつは「女子クラス」の新設だ。

 各地方大会の上位3名がしのぎを削る最終戦にて、栄えある女子クラスの優勝を果たし、初代女王の座を手にいれた法政大学4年の吉川萌衣選手にインタビュー! クルマが好きになった意外な理由や、女子クラス新設の理由までが明らかとなった!

編集部(以下、編):吉川選手、優勝おめでとうございます! 早速ですが、フォーミュラジムカーナの女子クラスは単純に速さを競うのではなく、基準タイムからどれだけ差がなく走れるかを競う競技となっており、普段のジムカーナとは違ったスキルが必要になってくるんじゃないかと思いますが、吉川選手はそこをどういった作戦で攻略されましたか?

吉川選手:まずは練習走行を全開で走り、自分がどれくらいのペースで走ることができるかを確かめました。そこから基準タイムと何秒差があるかを計算して、一時停止スポットでその秒数停止することで、基準タイムに大きく近づけることができました。本番1本目はウエットだったので、自分の全開タイムは1秒落ちるだろうと読んだら大当たり! その後、ドライとなった2本目も1本目より1秒アップと予測して、ドンピシャに当てることができましたね(笑)。

編:分析力がハンパないですね!

吉川選手:そのほかにも、デモランなどで来ているプロドライバーたちに積極的に声をかけ、アドバイスをもらいました。

編:ところで、女子クラスは他大学のひとと一緒の車両に乗るのも特徴だと思うんですが、そこで他大学の人と交流はあったりしましたか?

吉川選手:私は結構ひとりの世界に没頭しちゃうタイプなので、この場ではあまり交流できなかったんですが……(汗)。でも、後にレース観戦で再会したり、ほかにも声をかけたりかけられたりすることが増えたと思います!

編:そうやって人脈が増えるのって大切ですよね。ところで、やっぱり自動車部に入るくらいだから、昔からずっとクルマ好きだったんですか?

吉川選手:いえ、自動車部に入るまではまったく興味がなくて……。

編:え? ではなんで自動車部に入ったんですか?

吉川選手:じつは体育会系の部活に入りたかったんです。でも法政大学だとほとんどの体育会の部活動はスポーツ推薦で入った人しか入部できなくて、数少ない残った部活動から消去法で選びました。

画像ギャラリー

WRITERS

モバイルバージョンを終了