今後もEVコンバートした人気モデルがラインアップされる
さて、キンドレッドはブロンコのほかにも(価格はさておいても)魅力的なEVコンバートモデルをラインアップしています。たとえばフォルクスワーゲン・タイプ2 T1はコンバートする際に11あるいは13ウィンドゥタイプをベースに選びつつ、人気の21ウィンドゥモデルへとカスタム。
74kWhのバッテリーを搭載し、航続距離は320km程度とされており、価格は19万9000ドル~(約2985万円〜)と、ブロンコ同様かなり強気な値付け。
VWバスといえばEVトリビュートされたID Buzzも値段が高いとの評判(約990万円)でしたが、こちらはその倍以上! ですが、売れ行きは上々との噂ですから、いかにアメリカ人がレストモッド好き、かつサステナブル好きかよくわかるというもの(笑)。
そして、いかにもアメリカのEVコンバートというのが、こちらのシェビー3100ピックアップ。1947~1953年のアドバンス・デザインシリーズをベース車両としているのですが、このドナーって手に入れるだけでも苦労すること請け合いです。
そこに74kWhのバッテリーを搭載し、294馬力のパフォーマンス、およそ320kmの航続距離を持たせているわけですから、EVと知らない人が見れば「ずいぶんキレイにしとるわい……って速くね⁉」と二度見すること間違いなし。
当然、シャシーも大幅にカスタムされ、ダブルウイッシュボーンのフロントサスや、電動パワステ、あるいは17インチで55扁平のタイヤなど現代の路上でも快適に走れるようなモディファイ。お値段は16万9000ドル(約2500万円)と、例によって強気なものですが、オールド・シェビーにスワップエンジンを載せたとしてもキンドレッドのEVほどには走れないはず。航続距離さえ気にしなければ、サステナビリティ最右翼といっても差し支えないモデルかもしれません。
今後、ますますサステナビリティ社会が進んでいけば、クルマ好きならずともキンドレッドがコンバートするモデルや、その値付けからは目が離せそうにありませんね。