この記事をまとめると
■全国で普及している「子どもタクシー」は子どものみでの乗車が可能なサービス
■会社によっては通常料金に加えて子ども料金の上乗せ設定もある
■子どもタクシーはやむにやまれぬ事情で使用するのがいい
安全安心な通学・送迎を行う「子どもタクシー」ってなに?
けしからん! なにが気に入らないかって、いまどきのちびっ子はタクシーで学校や塾、習い事に出かけるんだそうですよ。なんと贅沢、なんて甘やかしっぷり! 筆者の親父なんぞが聞いたら往復ビンタ喰らうくらいの大問題じゃありませんか。
たしかに、共働き夫婦だったり、やむにやまれぬ事情で「今日だけはタクシーで」ってのはわかりますけど〈アプリに登録すれば予約も簡単〉かなんかのキャッチに「ママ、ちょっとお眠だからタクってちょうだい」は本末転倒。せっかく子どもが懸命に勉強しようってのに、ママ友と韓流ドラマに首ったけとか「ママもヨガ教室なのよね」なんていうのは親としていかがなものでしょう。
ともあれ、子ども向けタクシーは全国で普及しているサービスで、大いに助かっている方も少なくないようです。普通のタクシーと違うのは、子どもだけで(または兄弟や友達)乗ることが可能で、支払についてもアプリ決済などちびっ子が「いくらでちゅか?」とやらなくてもOKだったりするのです。また、ヘビーユーザーに対しては「顔なじみ」の乗務員が来てくれたり、あるいは指名まで可能だったりして「息子が乗務員さんのことが大好きで、毎回楽しく通園しておりました」なんて評判も。
ちなみに、タクシー会社によっては子育てシッター養成講座を受けたドライバーが対応するなど乳幼児だって乗せられそう。さらには、下車したあとに乗務員さんがわざわざ電話で任務完了のお知らせまでしてくれるときたら、たしかに安心・安全なサービスといえるでしょう。
が、やっぱり昭和育ちの皆さんは納得しがたいはず(笑)。安心・安全だといったって、所詮はタクシーですから料金だってバカになりません。会社によっては通常料金に加え、子ども料金の上乗せ設定すらあるのです。やはり、日常的にタクシーを足代わりにしているお金もち、金満家庭むけサービスと考えるべきでしょう。