初体験が「イイもの」だとその後も沼る! 100万円以下でクルマ好きへの道まっしぐらの「初の愛車」にオススメのモデル5選 (2/2ページ)

スポーツカーも射程圏内

 3台目は、どうしても運転が上手くなりたい、という人の初めての愛車におすすめしたい、初代のトヨタ86。昔は運転が上手くなりたい人の定番はマツダ・ロードスターでしたが、ふたり乗りでオープンカーだと普段使いにくいから「やっぱり狭くても後席があったほうがいい」という声が多く、2ドアですが4人乗りでFRスポーツカーである86が注目を集めています。

 2012〜2014年くらいの年式で、中古車価格は50万〜90万円とこなれてきているので、たくさん走って練習したい人にピッタリです。

 4台目は、小さくてもビンテージ感があって、壊れにくくて維持費が抑えられると人気が高い、ダイハツ・ミラジーノ。メッキ装飾がいい感じのエクステリアに加え、インテリアはウッドやシルバー、ガンメタなどでクラシカルな雰囲気にまとめられている軽自動車です。

 じつはこのミラジーノにも、外観やインテリアを自分好みに変えられるアフターパーツがたくさん出ており、理想の1台に仕上げていく楽しさに沼る人が続出。十分な広さの室内で実用性も高いので、長く乗り続けることができそうです。2004年式以降の中古車価格は50万円程度となっています。

 5台目は、なぜかいま、MT車に乗りたい若い世代に沼る人が増えているという、ホンダ・インテグラTYPE S。インテグラというとどうしてもサーキット向けのTYPE Rが思い浮かんでしまいますが、若い世代にはそこまでストイックに走りにこだわっていなくても、街乗りが楽しくて快適性も備えるTYPE Sのほうがしっくりくるのかもしれません。

 通勤や買い物で街乗り程度のスピードで走っていても、操る楽しさや走りの爽快感が味わえるインテグラTYPE Sが初めての愛車なら、ドライブそのものに沼ることができそうです。現在、2004年式以降の後期型のモデルが90万円前後の中古車価格となっています。

 ということで、クルマ好きになるかどうかの鍵を握る、初めての愛車。ひとことでクルマ好きといってもいろんな方向性があり、それぞれにピッタリのモデルをピックアップしてみました。


まるも亜希子 MARUMO AKIKO

カーライフ・ジャーナリスト/2024-2025日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
MINIクロスオーバー/スズキ・ジムニー
趣味
サプライズ、読書、ホームパーティ、神社仏閣めぐり
好きな有名人
松田聖子、原田マハ、チョコレートプラネット

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