汗だくの身体で密着……ってよく考えたらヤバイぐらい汚いハズ! 夏の終わりに「クルマのシートクリーニング」は必須だった (1/2ページ)

この記事をまとめると

■クルマのシートは汚れが付着しダニの温床になっている

■酷暑下では汗汚れがシートに染み付いている

■夏の終わりにこそやるべき車内の清掃方法を解説する

厄介なシートの手入れ方法はこれだ!

 クルマのボディを頻繁に洗車し、綺麗にしている人は多いはずだが、室内の掃除をマメに行っている人は少ないかも知れない。ところが、だ。クルマの室内には想像以上の汚れ、堆積物が潜み、皮脂や食べこぼしなどによってダニの温床になっていることもあるから怖い(痒い)。夏休みにドライブの機会が増えていたとしたら、なおさらである。

 ところで、今年の夏の酷暑下では、屋外駐車しているクルマに乗り込む際、車内がサウナ……もしくはオーブンのなかのように暑かったはずだ。で、乗り込んでエアコンが利くまで乗員は汗びっしょり……なんていうことも。

 ということは、シートの座面と背もたれにも、汗がびっしり染みついているのである。白いワイシャツの襟元や脇の下、背中に汗染みが付くのと同様に、シートにも汗汚れが付着している。放置しておくとシート地の変色、悪臭の原因になるから大変だ。

 つまり、夏の終わりこそ、車内クリーニングの絶好のタイミングだと考えたい。ここでは布シートに限定し、効果的なクリーニング方法を紹介したい。用意するのは掃除機、ソフトブラシ、タオル数枚、布製シートクリーナーなどだ。

 クルマ専用のシートクリーナーには、ブラシ付き、マイクロファイバークロス付きのものもあるから効率的、便利に使える。

 まずは車内の換気から。晴れた日にすべての窓を開け(可能ならすべてのドア、バックドアも開け放つ)、換気して車内にこもった空気を外へ逃がしてからスタートだ。

 今回は布製シートの重点的クリーニングということで、セオリーどおり、シートの掃除機がけから始めるのだが、ただ掃除機がけをすればいいってもんじゃない。

 布製シートはその内部、隙間にまでホコリや食べこぼしなどが入り込んでいるため、表面の汚れを吸い取るだけでなく、内部に潜んだホコリ、食べこぼし、ダニなどを強力に吸い取ってやる必要がある。もちろん、マスク着用で行い、同時に舞い上がったホコリなどを横から掃除機で吸い取っていくのがベスト。

 とくにシートの縫い目、合わせ目の凹部にはホコリ、食べこぼしが詰まっているはずだから、ここはブラシを併用し、凹部に詰まった、ホコリ、食べこぼしをかき出すようにブラッシングしつつ、掃除機で吸い取ってやるといい。


青山尚暉 AOYAMA NAOKI

2024-2025日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
フォルクスワーゲン・ゴルフヴァリアント
趣味
スニーカー、バッグ、帽子の蒐集、車内の計測
好きな有名人
Yuming

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