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「コンバーチブル」に「カブリオレ」に「ロードスター」に「オープンカー」! なんと8種類もある屋根空きクルマの呼び方の使い分けを整理した (2/2ページ)

「コンバーチブル」に「カブリオレ」に「ロードスター」に「オープンカー」! なんと8種類もある屋根空きクルマの呼び方の使い分けを整理した

この記事をまとめると

◾️オープンカーはコンバーチブルやロードスターなど呼び名が多い

◾️乗車定員やクルマの特性などで名称に違いが出ている

◾️S660はタルガトップのひとつだが商標の関係でロールトップと呼ばれている

オープンカーの名称と区別の仕方を再確認!

男A「フォルクスワーゲン ゴルフのコンバーチブル、中古で買おうかと思ってるんだよね」

男B「いいじゃん。でもさ、ゴルフのオープンカーはコンバーチブルじゃなくて、カブリオまたはカブリオレっていう車名なんだよね。ドイツ車の4座オープンカーは『カブリオレ』と名付けられる場合がほとんどかな」

男A「ふーん、そうなんだ。あ、そういえばミニのカブリオレ? の中古車にも興味あるんだけど、どう思う?」

男B「ミニは『コンバーチブル』ね。ドイツ車だけど」

男A「……」

 このような会話が、日本のどこかでされているかどうかは知らないが、いずれにせよ「オープンカーの呼び名」はややこしい。上記のように「カブリオレ」があったり「コンバーチブル」があったり、はたまた「ロードスター」もあれば「スピードスター」もある。さらには「スパイダー」「ドロップヘッドクーペ」などのよくわからない呼び名もあるということで、「もう何がなんだかわかんねぇよ!」と頭を掻きむしっている人もいるのかもしれない。

 そんな人に向けて本稿では「オープンカーの呼び名各種」について、いま一度整理してみることとしたい。

●呼び名その1「オープンカー」

→和製英語
「屋根を開けられるクルマ全般」のことを、日本ではとりあえず「オープンカー」と呼ぶのが一般的。ただし、これは和製英語であるため、海外で「This is an open car」とかいってもたぶん通じない。

●呼び名その2「カブリオレ(またはカブリオ)」

→主に独・仏車の4人乗りオープンカー
カブリオレ(cabriolet)とは、もともとは19世紀にフランスで考案された、折りたたみ式の幌が付いた軽量・軽装の馬車のこと。現在では主にフランス車またはドイツ車の、折りたたみ式ルーフを備えた4人乗りオープンカーに対して使われている。

●呼び名その3「コンバーチブル」

→主に米国・英国車の4人乗りオープンカー(※ふたり乗りの場合も)
意味合いや形状としてはカブリオレとほぼ同じだが、アメリカや英国など英語圏の国の4人乗りオープンカーは、カブリオレではなく「コンバーチブル」と名乗る場合が多い。コンバーチブル(convertible)とは、「転換可能な」というような意味の英語だ。

●呼び名その4「ロードスター」

→スポーツタイプのふたり乗りオープンカー
ロードスター(roadster)とは、もともとは「覆い(幌)のない、ひとりまたはふたり乗りで1頭立ての、そしてドアも省略した軽装2輪馬車」を意味する英語。現代では、軽量化を最優先したスポーツ志向の強いふたり乗りオープンカーが「ロードスター」と名乗る場合が多い。

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