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いの一番に登場したのに忘れ去られ気味!? たった1代で消えたマツダSUV軍団のファーストペンギン「CX-7」の挑戦者魂に敬礼 (1/2ページ)

いの一番に登場したのに忘れ去られ気味!? たった1代で消えたマツダSUV軍団のファーストペンギン「CX-7」の挑戦者魂に敬礼

この記事をまとめると

マツダは全14車種のラインアップのうち7車種がSUVだ

■クロスオーバーSUVカテゴリーにマツダが初挑戦したクルマがCX-7

■装備や走りの面では高評価を得たが大きなボディサイズや価格が販売不振の原因となった

CXシリーズには「7」があった!

 マツダのSUV、クロスオーバーSUVは現在、CX-3、CX-30、MX-30 ROTARY-EV、MX-30 EV MODEL、MX-30、CX-5、CX-60と、マツダ全14車種のうち、半分の7車種を占めている。今は生産されていないが、CX-8も最近まであったので(CX-80が2024年秋ごろ登場予定)、まさにSUV、クロスオーバーSUV選び放題の自動車メーカーだ。とくに2012年に初代が登場し、2017年に2代目となったマツダの新世代商品群第一弾となったCX-5は、今でもロングセラーのマツダの中核モデルとなっている。

 しかし、そんなマツダのSUV、クロスオーバーSUV軍団のなかで、忘れ去られているっぽい1台がある。それが2006年12月に発売された、マツダがクロスオーバーSUVカテゴリーに初挑戦したCX-7だ。そう、CX、MXシリーズの3、30、5、60、8のほかに、ラッキーセブンの「7」もあったのである。

 なお、CX-7の市販車の初公開は日本ではなく、2006年1月のロサンゼルスオートショーであった(コンセプトカーのMAZDA KABURAもここで展示。2005年10月の東京モーターショーではすでにCX-7の前身となるMXスポルト=コンセプトカーが展示されていた)。

 CX-7のコンセプトはズバリ、マツダのDNAといえるスポーツカーとSUVを融合させた”スポーツクロスオーバーSUV”であった。当時、とにかく「カッコイイ」と思わせてくれたスピード感やダイナミック感を表現したスポーティなスタイリングに、スポーツカーのコクピットを思わせるフロントシート、シリンダー形状の3眼メーターを組み合わせ、本革8Way電動パワーシートやピアノブラックパネルなども用意(CX-7 Cruising package)。マツダ車でおなじみのプレミアムサウンドシステム、9スピーカーのBose Centerpointサラウンドサウンドシステムもオプション設定されていた。

 ボディサイズは全長4680×全幅1870×全高1645mm、ホイールベース2750mm。最低地上高は本格SUV並みの205mmを確保。パワーユニットは238馬力、35.7kg-mを発揮する2.3リッターDISI 直噴ターボエンジンで、電子制御6速AT(アクティブマチック)との組み合わせ。前ストラット、後マルチリンク式のサスペンションを採用による、スポーティで力強い走行性能をもち合わせていたところが大きな特徴だ。

 駆動方式は2WDと、CX-7のダイナミクス性能を強調する電子制御アクティブトルクコントロールカップリング4WDシステム=4WDも選択可能だった。

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