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「そりゃ当然!」なクルマもあれば「マジでそれ?」なモデルも! カー・オブ・ザ・センチュリーのノミネート車100台のなかの気になるクルマ (2/2ページ)

「そりゃ当然!」なクルマもあれば「マジでそれ?」なモデルも! カー・オブ・ザ・センチュリーのノミネート車100台のなかの気になるクルマ

この記事をまとめると

■1996年10月にカー・オブ・ザ・センチュリー(COTC)という企画がもち上がった

■クルマに関わる世界中の専門家や一般ユーザーからのインターネット投票で選ばれた

■ノミネートされたクルマは名だたる名車揃いで100台ほどあった

世界が認めた歴史に残るクルマたち

 カー・オブ・ザ・センチュリー(COTC)は20世紀でもっとも影響力のあったクルマに与えられる自動車賞だそうですが、なんだかスケールでかすぎて日本人にはピンとこない気がします。

 それでも、1996年10月に自動車企業の専門家とカークラブが700台のリストを作り、1997年にはそれが100台まで絞り込まれたと聞けば、いくらか興味もわくというもの。さらにはインターネットによる投票もあったとのことで、いわゆる専門家の意見だけではないようですから、クルマ好きを自称するなら、COTCの結果くらいは覚えておいても損はないかもしれません。

 結論から述べてしまうと「フーン、やっぱりそんな感じか」と鉄板すぎたもので、面白みのかけらもありません。1位がフォード・モデルTと、いわずと知れた大量生産車の礎を築いたレジェンドモデル。

 2位以下はミニ、シトロエンDS、VWビートルと続き、ギリギリ5位入賞がポルシェ911と、当たり前すぎてちと退屈かと(笑)。

 そこで、1997年のノミネートリスト100台のなかから、「オヤ!?」っというモデルをピックアップしてみました。もちろん、日本車だって何台もありましたよ。

AC コブラ427(1965)

 シトロエンとかフォードといった老舗メーカーが入賞するなか、いくら伝説クラスとはいえマッスルカーがノミネートされていたのは意外でした。生産国がイギリスとアメリカの合作となっているあたりがミソで、両国にスピードジャンキーが少なくないことが垣間見えるようです。

シボレー・コルベット・スティングレイ(1963)

 GMからは1912年のキャディラック・セルフスターターを筆頭に、エルドラド(1959)など5台がノミネートされていますが、やっぱり馴染みやすいのはコルベット。C2を選ぶあたり、センスというよりマニアックな価値観を感じます。

ランボルギーニ・ミウラ(1967)&カウンタック(1971)

 20世紀のクルマというより、時代に影響を与えたクルマとしてこの2台がノミネートされるのは当然かもしれません。もしかすると、700台の一次ノミネートにはチータやらイオタの名前もあったかもしれませんね。

フェラーリ 365GTB/4デイトナ(1968)

 個人的にはCOTCのベスト10入りしてもおかしくないクルマかと。性能はロードカーのデフォだとしても、マラネロ特有の美しさはマスターピースですもんね。ちなみにフェラーリ 166(1948)とフェラーリ 250 GT ベルリネッタ(1959)も100台のリストに載せられています。

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