コナ N Lineの車体ディメンションは全長4385mm。全幅1825mm、全高1590mm、ホイールベース2660mmとなっていて、全幅はコンパクトというには大きく感じる。実車を見てみるとコンパクトクラスにくくるのは疑問に感じるほどの存在感がある。全長こそ短めだが(といっても従来モデルのコナより30mm長い)、いわゆるB、Cセグメントによるカテゴライズにこだわらず、実用的なディメンションを追求したのがコナの魅力だという。
N Lineのネーミングはヒョンデが展開するWRC(世界選手権ラリー)やTCR(ツーリングカーレース)などのモータースポーツ活動から培われた技術やブランドイメージを市販車にフィードバックしたモデルに授けられる。国内では先だって発売されたアイオニック5の「N」が、その圧倒的なパフォーマンスで話題となったが、N Lineは装備や外観の意匠に特化した仕様となっている。メルセデス・ベンツのAMGラインやBMWのMスポーツ、またレクサスのFスポーツなどに近いイメージだ。