有名配信者になって一攫千金……もいいけど自分のクルマで仕事外でやれよ! トラックドライバーに急増中の「仕事中YouTuber」に物申す (1/2ページ)

この記事をまとめると

■トラックドライバーによるYouTubeやSNSへの投稿が増えた

■配信が原因で会社をクビになったという事案も発生している

■YouTubeやSNSへの投稿が問題視される理由を解説する

得意先の現場で勝手に撮影する人もいる

 いまや数多くの人が活用しているのが、YouTubeやSNSという便利なツール。動画を投稿するだけではなく、YouTuberとして活躍している人たちも数多く存在する。再生数が多いと収益が得られるようになったことから、その人口が増えたのは明白だが、それだけで稼げている人たちはほんのひと握りにすぎない。気楽で簡単なように見えるからこそ新規参入者が増えるのだろうが、数多くの人たちから支持を得るほどの配信者たちは、もちろん人知れず努力をしている。その部分に気付けずよい部分だけを見て入り込むような人たちは、何をやっても大成しないだろう。

 そんななかで、最近はトラックドライバーの投稿が増えたように感じてならない。運転中や荷役中の映像を、YouTubeやSNSに投稿しているのだ。なかにはステッカーを作って仲間を募ってみたり、仕事中にチャンネル登録者などに出会った姿を投稿していたりする。なかには運転中にライブ配信までしている人物が存在するのだが、それは如何なものだろうか。

 トラックドライバーにとって、運転は大切な仕事の一部である。つまり、集中しなければならない仕事中にライブ配信をしているということになるわけだ。それがどのような結果を招くことになるのか、当の本人は考えたことがないのだろうか。なかには無許可で得意先の社内や現場を撮影するという無法者まで存在しているようだが、これはもはやひと昔に大問題となったバイトテロとなんら変わらない。

 事実、そのような経緯で会社をクビになったという事案が発生しているようだが、それはまさしく自業自得。むしろ、そうなることが当たり前であるとさえいえるだろう。では、そのような行為の何がいけないのか。当たり前の話で恐縮ではあるが、ならず者が増えているのも事実であるため、自説を展開したい。


新着情報