邪魔と思う気もちもわかるけど大型トラックの事情もわかって! 元トラックドライバーがぶっちゃける乗用車にやめて欲しい迷惑行為4選 (1/2ページ)

この記事をまとめると

■日本の物流を支えるトラックは毎日日本中を駆け巡っている

■トラックが乗用車に安全運転を妨げられることは少なくない

■元トラックドライバーが乗用車に直してほしい運転を挙げた

交差点で左折できないケースも

 自動車大国の日本では、多種多様な自動車が走っている。そのなかでも目立つのは、図体が大きなトラックたち。彼らのメインとなる仕事現場は道路であるため、日本全国で数多くのトラックたちが活躍している。

 そんなトラックのことを、邪魔だと感じる乗用車のドライバーは多いかもしれない。車体が大きいため前を走られると前方の確認ができないし、横につかれると並ならぬ圧迫感に恐怖を感じてしまう。信号待ちなどでの発進の際にも時間を要するため、邪魔だと感じてしまうのも無理はない。

 しかし、それは乗用車目線でのお話。トラックドライバーからしても、乗用車に対して邪魔だと感じてしまうケースは多々あるのだ。今回は過去に大型トラックを運転していた筆者が、自身の経験をもとに直してほしい乗用車ドライバーの運転を挙げてみたい。

 まずひとつ目は、停止位置。信号待ちで停車する際、多くのドライバーは停止線に合わせて停車する。しかし、停止線を大幅に越えて停車している乗用車も、意外と多いのだ。前走する車両の動向により、停止線を越えて停止しなければならなくなったというケースも少なからず存在する。その場合は致し方ないのだが、なかには最初から停止線を無視するような運転をしているドライバーも見受けられるのだ。

 大型トラックの場合、フルサイズの個体であれば全長が12mに達する。そんな巨体で交差点を左折する場合、停止線を越えて停車している乗用車は、とにかく邪魔なのだ。市街地の生活道路では異なるが、比較的大きな交差点に引かれている停止線とは、もちろん大型車が曲がってくることを想定して設定されている。そのラインを大幅に越えてしまうと、当然曲がれなくなるのだ。そうなると交差点内で停車してしまい、交通障害を引き起こしてしまう。

 大型車が左折してきたときに移動してくれるドライバーが一般的ではあるのだが、なかには(どうしたらいいかわからず)固まってしまい微動だにしないドライバーも存在する。いずれにせよ、交通ルールを守っていないからこそ引き起こす事態であるがゆえ、是非とも停止線の遵守は軽視しないでもらいたい。


新着情報