フロントのナンバーを外す輩もいるんだから封印すればいいのにナゼ? クルマのナンバーが「リヤだけ」封印されるワケ (1/2ページ)

この記事をまとめると

■ナンバープレートは「見やすい位置にボルトなどで確実に取り付ける」ことがルールだ

■登録車は財産という扱いになるので封印をして不正利用などをされることを防いでいる

■ナンバープレートを取り外して走っていると法律違反となるので要注意

ナンバープレートに封印がある理由

 公道を走るクルマには、必ず取り付けてあるナンバープレート。

 その根拠として、道路運送車両法第73条に「車両番号を記載した車両番号標を表示し、かつ、その車両番号を見やすいように表示しなければ、これを運行の用に供してはならない」とある。また、道路運送車両法施行規則第7条には「自動車登録番号標の取付けは、自動車の前面及び後面の見やすい位置に確実に行うものとする」と記されている。

 こうした法律があるために、ナンバープレートを「見やすい位置にボルトなどで確実に取り付ける」ことはマストになっているわけだが、なぜだか前後2枚のナンバープレートのうち、リヤにはアルミの封印がされている一方で、フロントナンバーには封印がない。どちらも公道を走る際は取り外し不可のナンバープレートなのに、なぜフロントのナンバーには封印がないのだろうか。

 さらによくよく考えてみると、軽自動車やオートバイには、リヤのナンバーにも封印がないではないか。不思議に思う人もいるのではないだろうか。

 なので今回は、フロントのナンバーに封印がない理由より、普通自動車、小型自動車(二輪車を除く)、大型自動車のリヤナンバーに限り封印をする理由を考えたほうが、答えにたどりつきやすいと思われる。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

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日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)
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