この記事をまとめると
■使用するクルマやタイヤが統一されているフォーミュラジムカーナが2年目を迎えた
■協賛企業としてマツダが2024年より出展している
■「MSPR」という活動の普及や学生たちの就職に関する質問にマツダの社員が応じた
マツダの社員が見たイマドキの大学生たち
書類選考によって全国より30校の大学自動車部に所属する学生たちが、運営側が用意したクルマやタイヤを使って、イコールコンディション体制を整えて行われる競技ジムカーナが、2023年よりスタートした。それが、WEB CARTOPでもリポートし続けている「フォーミュラジムカーナ」だ。
2024年は出場校の増加に伴い、3回戦にわけて予選が行われている。Rd.3は、広島県にあるTSタカタサーキットにて8月10〜11日に開催された。なお、今シーズンからはマツダもブースを出展している。ということで今回は、マツダブースの関係者に、学生とどんなコミュニケーションを取ったのか直撃。自動車メーカーが感じたフォーミュラジムカーナというイベントと、それに参加する若者へ対する想いを聞き出した。
マツダのモータースポーツ活動「MSPR」を若い人にも知ってもらいたい
今回、マツダはパーティレース仕様のロードスターと全日本ジムカーナを戦うRX-7(FD3S)を展示。ロードスターはMSPRカラーのもの。そして当日、学生たちを乗せてデモランも行ったRX-7は、マツダ社員をしながら現役でモータースポーツ参戦を続けている藤井選手が実際に競技で駆るマシン。
マツダとしては、まず「MSPRの活動を知ってもらいたい」という気もちが大きいそうだ。「MSPR」とは「MAZDA SPIRIT RACING」の略で、eスポーツやジムカーナ、燃費走行に重きを置いた耐久レースなどなど、エントリーモータースポーツイベントを運営し、活動を行っている企画のこと。マツダとしては、もっとクルマを通じて、クルマを操る楽しさを知ってもらい、競技人口を増やし、業界を盛り上げたいとと目論んでいる。
このフォーミュラジムカーナへの出展も、モータースポーツやクルマ好きを増やすための目的のひとつだ。今後も、モータースポーツやクルマに興味をもつ若い人がいる場に、マツダは積極的に参加していきたいと考えているそう。
ちなみに、フォーミュラジムカーナの場で、以前「MAZDA SPIRIT RACING GYMKHANA EXPERIENCE」に参加していた学生との再会もあったそうだ。