将来一緒にクルマを作るクルマ好きの若者に出会える! 大学の自動車部対抗の「フォーミュラジムカーナ」に日産が協賛するシンプルな理由 (2/2ページ)

若者のピュアな感想に関係者は痺れる

「もっと魅力的なクルマを作らなきゃ!」と刺激を受ける

 展示とデモランを行ったフェアレディZ NISMOも注目を集めていた。当日は運転席への着座OK、エンジン始動OK、エンジンの空ぶかしOKと通常のディーラー展示ではできないことがOKとされていた。なかなか貴重な体験になったに違いない。

 また、学生たちとコミュニケーションを取ることで発見もあったとのこと。それは、「両親が日産車に乗っていて……」という学生が想像以上に多かったことだ。そんな思い出や愛着が詰まった日産が手がけた最新スポーツカーはどんなものなのか? 自動車部の学生たちは興味津々だったとのこと。そして、そんな学生たちとコミュニケーションを取っていると「もっと魅力的なクルマを作らなきゃ」と、メーカー側スタッフも刺激を受けることもあったとのこと。

ノートオーラNISMOのフィーリングも

 日産×フォーミュラジムカーナと言えば、忘れてはならないのが今シーズンから新設された女子クラスだ。このクラスではノートオーラNISMOも用いて、運営側が定めたターゲットタイムにもっとも近いタイムから順に、リザルトが決まるという競技フォーマットを取り入れている。

 参戦する学生たちからの質問に、デモランでもドライブを担当した、日産で開発を務める全日本ジムカーナドライバーの河本選手が対応。聞くと、多くの学生たちがその走りに感動していたという。「ハイブリッドだと思って甘く見てましたが、想像以上にいいクルマで楽しかった!」、「モーターのレスポンスやトルクの太さに驚きました!」「思い描いたラインでスパッと曲がってビックリです!」といった感想が印象的だったと河本選手はうれしそうに語った。

 今後はフォーミュラジムカーナでの採用活動も、より加速させそうな雰囲気の日産。フォーミュラジムカーナOB/OGがブーススタッフとして来場する日も近いかもしれない。


西川昇吾 NISHIKAWA SHOGO

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