WEB CARTOP | 独自の企画と情報でクルマを斬る自動車メディア

大都会の金持ちが乗るド定番「Gクラス」……って本質はこんなんじゃないぜ! 無骨さ全開の「G350dプロフェッショナル」こそが本来の姿だった (1/2ページ)

大都会の金持ちが乗るド定番「Gクラス」……って本質はこんなんじゃないぜ! 無骨さ全開の「G350dプロフェッショナル」こそが本来の姿だった

この記事をまとめると

Gクラスには初期モデルを彷彿させる「プロフェッショナル」という限定車が存在する

■「プロフェッショナル」は日本に正規輸入されたことはない

■ブラックアウトされたグリルやバンパーと簡素なインテリアから道具感が漂う

タフな佇まいがツウ好みなGクラスの限定車

メルセデスベンツGクラスの話題になると、昔のほうがよかったという話をよく聞きます。無骨で簡素、どこまでも頑丈! 初期のGクラスはそんなイメージだったと。たしかに現行モデルは無骨さこそ継承しながら、どこもかしこもゴージャス&リッチなステイタスモデルの地位を築いていますからね。ドイツの軍隊や、スイスの木こりが洗車もせずに乗っていたGクラスに憧れる方が少なくないのも納得です。

が、そんなアナタにむけたGクラスだってあるんです。その名も「プロフェッショナル」で、初期のGクラスを彷彿とさせる硬派な限定モデルです。

G350dプロフェッショナルは2016年に設定された限定モデルですから、フルモデルチェンジ前の角ばったゲレンデヴァーゲンからスタートということに。日本国内への正規輸入はなく、並行輸入でそれなりの数が入った模様。また、欧米でも限定、あるいは注文生産だったらしく、カタログに載ることはありませんでした。

 まずはルックスから見てみると、グリルやオーバーフェンダーがボディ同色でなく真っ黒。さすがに樹脂の成型色そのままというわけではなさそうですが、これだけでも無骨なイメージが増しているかと。また、スリーポインテッドスターのエンブレムもクロム調でなくブラックアウトしていますが、このへんは好みがわかれるところかもしれませんね。

で、ルーフラックも標準装備しており、これまた黒い塗装がされた純正品。純正といえば、ドアミラーも純正オプション(だったはず)のサイドミラー、トラックで使われるようなミラー面積、張り出しともに大型化されたものを採用しており、ジャングルとか砂漠のイメージが湧いてきそう。

そして、プロフェッショナルの佇まいをキメているのがタイヤ&ホイールでしょう。265/70R16 112Tというハイトのあるサイズに、16inといういまのゲレンデ界ではほとんど見られないホイールです。しかも、鉄チンかのようなブラック塗装とくれば、只モノではない雰囲気マシマシ。

もっとも、これは同サイズを手に入れれば誰でもできるカスタムですから、ほかのゲレンデと差をつけたいなら、あえての16インチもアリでしょう。

画像ギャラリー

WRITERS

モバイルバージョンを終了