大都会の金持ちが乗るド定番「Gクラス」……って本質はこんなんじゃないぜ! 無骨さ全開の「G350dプロフェッショナル」こそが本来の姿だった (2/2ページ)

無骨さを極めたスタイリングは中古車としても大人気

リヤに目を移すと、ナンバープレートがルーフの高さまで移動され、もとの場所にはゴツいヒッチメンバーを標準装備。そして、スペアタイヤの脇にはルーフへ登るラダーも標準装備となるようです。

また、リヤドアを開けてみるとラゲッジスペースの床は木材むきだし。こういうあたりヘビーデューティというか、道具感があって初期のゲレンデっぽい。

 もちろんルックスだけでなく、インテリアにもプロフェッショナルはこだわっています。だいたいドアの内張がこれでもかと簡素化されており、パワーウインドウすら省かれています。そして、ゴージャスなカーペットも取り払われて、鉄板むきだし(笑)。最低限の保護シートだか、滑り止め的なシールはあるものの、初見の方は目を丸くするはずです。

 もっとも、インパネまわりの差異はそれほどでもなく、センターにあったナビが外されてプロフェッショナルのロゴがはめてある程度。

G350dプロフェッショナルのことを調べていて驚いたのが、中古の値段がかなりのプレミアプライスになっているということ。そこそこ距離が出ていても2000万円は下らないのが相場かと。また、モデルチェンジした後もプロフェッショナルエディションは似たようなトリミングで登場していますが、こちらのお値段も青天井かと。

いまやゲレンデはプレミアム付きがデフォルトとなっていますが、せっかくエクストラコストをかけるのなら、プロフェッショナルエディションは絶妙なチョイスではないでしょうか。


石橋 寛 ISHIBASHI HIROSHI

文筆業

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三菱パジェロミニ/ビューエルXB12R/KTM 690SMC
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