最新のデジタル装備を満載して次世代感を表現
そして、気になるエクステリアについても少し触れたい。
このクルマは、ハイブリッドレーシングカー「Vシリーズ.R」のデザインからオマージュを受け、たるみを帯びたボディサーフェスと、シンプルで低く構えたスタイリングとフロントフェイスが特徴。さらに、フロント、リヤドアともに自動開閉式のバタフライドアの採用によって、よりアグレッシブな雰囲気となっている。
ボディカラーは明るめの「ゴールド・パール」で塗装が施され、全体が柔らかく上品な仕上がりにっている点にも注目だ。
インテリアに関しては、ゆとりある、広々とした空間が確保されている。また、全体の雰囲気として、宙に浮いているような空間をイメージし、近未来感を演出する。
ダッシュボードまわりには3D情報対応ワイドスクリーンディスプレイ、フルデジタルコックピット、レースから着想を得たY字型ステアリングホイールなど、次世代テクノロジーを意識した装備を採用。
インテリアカラーには、メタリックダークブルーの「セレーネ」を採用して、広さと個性を強調している。
現在、キャデラックは2030年までに全モデルの電動化を目指し、自動運転レベルも3から4に到達すべく、ウルトラクルーズの量産化にも力を入れている。未来の「あったらいいな」を詰め込んだ「オピュレント・ヴェロシティ」から着想を得た新時代のクルマが、今後市場に登場することを期待したい。