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警察や消防のマニアは「境界線」に要注意! コスプレやレプリカ車両は一歩間違えると「違法」の可能性アリ (1/2ページ)

警察や消防のマニアは「境界線」に要注意! コスプレやレプリカ車両は一歩間違えると「違法」の可能性アリ

この記事をまとめると

■警察官や消防士のコスプレは限られた場所でする場合は問題ない

■街なかでコスプレをして歩いたり赤色灯を使ったレプリカ車両を運用するのは法律違反だ

■消防車や救急車は中古車として購入することもできる

警察官ごっこをするのはアリ?

 クルマの楽しみ方にもいろいろあって、レプリカやコスプレもその魅力のひとつ。ただし、警察や消防のレプリカやコスプレを楽しむのには注意が必要だ。

 まずコスプレから。

 警察官の制服のレプリカなどは、ネットでも販売されているのを見かけるが、そうしたコスプレグッズを着用して、街なかを歩いたりするのは法律違反。

 軽犯罪法1条15号に「資格がないのにかかわらず、法令により定められた制服若しくは勲章、記章その他の標章若しくはこれらに似せて作つた物を用いた者」と記されているので、制服のレプリカや警察手帳のレプリカを着用して警察官に成りすました場合、軽犯罪法違反で処罰の対象になる。

 警察官や消防士の制服のレプリカを作ったり、所有したりすること自体は罪ではないが、着用するのは自宅やイベント会場など、プライベートなスペースに限定されることを覚えておこう。

 また、パトカーや白バイ、消防車のレプリカを作るときにもルールがある。

 まず、緊急自動車の象徴、赤色回転灯の装着は厳禁。配線の有無、点灯するしないにかかわらず、緊急自動車としての許可を得ていないクルマが、赤色回転灯を車載するのは許されていない。さらに、紛らわしい灯火や、サイレンと紛らわしい音を使用して走行するのも違法になる。

 車載回転灯には、赤色以外に、黄色(道路維持作業用)、青色(自主防犯活動用自動車)、緑色(運搬車両)などもあるが、使用するためにはいずれも届け出が必要で、無許可での使用はできない。

 停止中の故障車両に使用する、紫色回転灯だけは誰もが使用することができるが、これを点灯できるのは停車時のみで、走行中の使用は不可だ。

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