警察や消防のマニアは「境界線」に要注意! コスプレやレプリカ車両は一歩間違えると「違法」の可能性アリ (2/2ページ)

ボディカラーや装備の一部を真似するのはOK

 もうひとつ、「○○警察」といった都道府県の警察名を入れるのもNG。フロントグリルなどに旭日章 (警察章)を入れるのも許されない。

 それ以外、ボディカラーを黒と白に塗り分けたり、バイクを白で塗って、後部シートに白い箱を取り付けたりすること自体は合法。

 ちなみに消防車や救急車に関しては、レプリカどころか実車が官公庁オークション(ネット)に出品されていることがあり、民間人(個人)でも競り落とすことが可能! ただし、引き渡し条件があり、赤色灯、サイレン、無線機、消防徽章は取り外し。消防本部名は消されることになっている。

 ただ、これらはいずれも耐用年数が過ぎた車両が売りに出ているので、日常遣いをするにはそれなりのメンテナンスが必要だと思われる……。

 一方、パトカーなどの警察車両は払下げにはならない。寿命まで使い倒して、最後は転売しないことを条件に自動車メーカー(ディーラー)が引き取り、そのまま廃車手続き=リサイクル業者で解体されるのが原則だ。

※写真はイメージ

 余談だが、アメリカの市警や州警察で使われていたパトカーは、けっこう払い下げになっていて、それを日本で輸入販売している業者もあるので、興味がある人は調べてみるといいだろう。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

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日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)
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