降雨時こそクルマ……の考えを捨てて乗らない選択も! 運転中の豪雨を甘く見るとクルマも命も失う可能性アリ (2/2ページ)

とにかく少しでも高い場所に避難してやり過ごすしかない

 すでに外出してしまっている場合は、河川のそばやアンダーパス、高架下、坂の下など周囲より低い場所を避け、道路より少しでも高い駐車スペースを見つけてそこへ避難(停車)する。ショッピングモールの立体駐車場の上の階などが一番安心だ。

 そうした安全な場所に避難する前に、強い雨が降り出してきたときは、ヘッドライトを点けて(あれば、バックフォグランプも)、車間距離を普段よりも広めにとって、速度を控えめに走る。もちろん、アンダーパスなどがあるルートは避け、深そうな水たまりにも入らないことが肝心。

 アプリなどがなくても、急に黒い雲が広がってきて、あたりが暗くなってきたり、雷の音が聞こえてきたり(光るのが見えたり)、冷たい風が吹いてきた、などの天候の変化を感じたら、積乱雲が近づいている証拠なので、豪雨になる前に安全な場所にクルマを止めて、身の安全を確保しよう。

 気象庁でも、「50mm/h以上の雨は滝のような雨で、水しぶきであたり一面が白っぽくなり視界が悪くなります。雨量が50mm/h以上の降水予報が出ているときは、大変危険ですので運転を控えてください」と呼びかけているので、8月のゲリラ豪雨、そして9月、10月の台風シーズンは、「大丈夫」と過信しないで、豪雨が見込まれるときはクルマの運転を避けること。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

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日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)
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