決勝戦への切符をかけた灼熱のラスト予選! 広島大学自動車部がフォーミュラジムカーナ第3ラウンドを制した (2/2ページ)

熾烈な3位争いで大逆転劇が起きる!

全国大会をかけた白熱の3位争い!

 昼食兼懇親会タイムの後はデモラン。今回は、フォーミュラドリフトの同乗走行イベントであるドリフトライドのISF、全日本ジムカーナに参戦する日産の河本選手がドライブするフェアレディZ NISMO、全日本ジムカーナに参戦するマツダの藤井選手のFD3S、牧野選手がドライブするラリー2規定のGRヤリスといった豪華な顔ぶれだ。デモランに同乗できるのは各大学2名の学生だ。

 デモランの後はヒート2。ここで大いに盛り上がったのが、全国大会へのボーダーラインとなる3位争いだ。4位に付けていた鹿児島大学はBドライバーの中村選手、Cドライバーの冨安選手がタイムを短縮して2位へとポジションを上げた。

 ここで焦ったのは兵庫県立大学だ。順調に走行を重ねていたが、一時停止で十分に停止していないという判定が下され、ヒート2で走行タイムが抹消となってしまうドライバーがいた。鹿児島大学との差も僅かだっただけに悔しい結果となってしまった。

 そして、3位にポジションを落とした横浜国立大学は、Cドライバーの高橋選手が力走を見せタイムを短縮。見事ポジションを2位に戻した。

 最終的に優勝したのは午前から大会をリードしていた広島大学であった。個人全体ベストを記録したのは、広島大学のAドライバー井上大輔選手でタイムは1分16秒651であった。

 女子クラスは午前でコンマ2以下まで詰めてきた遠藤選手がそのまま優勝となった。個人での争いとなる女子クラスであったが、同じ大学のメンバーが外で走行映像を撮影したり、アドバイスをしたり、必ずしもひとりでの戦いではない。また、他の大学の女子自動車部員と交流が生まれているのも、印象的であった。

 日本一の自動車部を決める決勝戦は9月21~22日の日程で、滋賀県の奥伊吹モーターパークで開催される。どの大学が全国を制するか注目だ。


西川昇吾 NISHIKAWA SHOGO

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マツダ・ロードスター(NB8C後期型)/ボルボV40 T4
趣味
スポーツ走行、写真撮影、ネットラジオ鑑賞
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