ダイハツ完全復活の日も近い! ホンダの2倍も売れるインドネシアのモーターショーで元気なブースが帰ってきた (2/2ページ)

オートショーの会場にダイハツの人気モデルが帰ってきた

 ところがGIIAS2024の会場を訪れると、いつものダイハツブースが完全復活していた。日本からの軽自動車こそなかったものの、参考出品したロッキーeスマートや、ロッキーの特装車など、魅力的なモデルが展示されていた。

 ダイハツのインドネシアにおける売れ筋モデルは、インドネシアでは「インドネシアのハイエース」といってもいいほど街なかで見かけるグランマックスや多人数乗車可能なコンパクトMPVとなる「シグラ」で、街なかでもよく見かける。ライドシェアを利用するときには、たいていシグラがやってくる。シグラの兄貴格となる「セニア」も見かけることも多い。

 日本における軽自動車生産のノウハウをインドネシアやマレーシアの生産工場においても活かし、魅力的でありながら低コストで提供されるコンパクトカーを中心に現地の消費者から高い支持を得ているのが両国での成功に結び付いているようだ。

 前述したシグラには「カリヤ」、セニアには「アバンツァ」というトヨタブランドの兄弟車も存在し、とくにアバンツァは「インドネシアの国民車」、「インドネシアのカローラ」とも表現できるほどの人気車となっている。また、アバンツァをベースにした、営業専用車両「トランスムーバー」はインドネシア国内では圧倒的台数を誇るタクシーとして走っている。

 インドにおけるスズキほどではないものの、インドネシアにおけるダイハツの存在は日本で考える以上に大きいものとなっているのである。


小林敦志 ATSUSHI KOBAYASHI

-

愛車
2019年式トヨタ・カローラ セダン S
趣味
乗りバス(路線バスに乗って小旅行すること)
好きな有名人
渡 哲也(団長)、石原裕次郎(課長) ※故人となりますがいまも大ファンです(西部警察の聖地巡りもひとりで楽しんでおります)

新着情報