この記事をまとめると
■モータースポーツの表彰式ではシャンパンファイトが風物詩だ
■レーサーにシャンパンファイトについてどう思っているのか直撃
■海外ではお酒以外の飲み物を使うこともある
シャンパンファイトって汚れないの?
レースやラリーに限らず、モータースポーツのポディウムセレモニーといえば、“シャンパンファイト”が風物詩だ。
文字どおり、トップ3に食い込んだクルーたちが、互いの健闘を讃えあうかのように、シャンパンをかけあうシーンが多く、事実、7月26〜28日に開催されたスーパー耐久シリーズ第3戦のオートポリス大会でも、レース後の表彰式ではトップ3のクルーたちが激しいシャンパンファイトを行なっていたのだが、果たして、彼らクルーはシャンパンを浴びることをどう思っているのだろうか?
アルコール類はベタつくほか、帰宅のことやレーシングスーツのクリーニングを考えると正直、あまりシャンパンを浴びたくない……というのが本音のでは?
というわけで、何人かのドライバーにシャンパンファイトを巡る本音を尋ねてみた。
まず、「表彰台に登れた証ですからね。やっぱり、シャンパンファイトはうれしいです。コロナ禍はシャンパンファイトがなかったので表彰式での手応えがなかった」と語るのは、スーパー耐久に加えて、スーパーGTでも活躍している井口卓人選手だ。
とはいえ、やはり、シャンパンファイト後の処理については苦労をしているようで、「やっぱり、ベタつくので終わったあとは嫌ですね。それでも、シャワーを浴びることはないです。水道で頭や顔を洗ったり、濡れたタオルで体を拭くことはあるけれど、だいたいそれで済ませています」とのこと。
さらに「お酒の種類によっては目が染みるものもあるので、それも大変です」とのこと。それでも「やっぱり、喜びのほうが大きいので表彰台ではシャンパンが必要ですね」と井口選手は語っていた。