10倍どころか20〜50倍にハネ上がったクルマも! あのとき買っておけば……と後悔しても遅い「中古価格爆上げ」国産車4選 (2/2ページ)

その価値は「億超え」ともいわれている究極限定車

NISMO 400R

 R33型スカイラインGT-RをベースにNISMOが作り上げたコンプリートカーの400Rは、車名からもわかるように400馬力を発生するエンジンを搭載。

 このエンジンはRB26DETT型をベースに2.8リッターまで排気量を拡大したほか、さまざまなチューニングを施したRB-X GT2と名付けられたものとなっている。

 もちろんエンジンだけでなく、拡大されたボディや専用の足まわり、ホイール、ブッシュ、ブレーキや駆動系など、惜しみなくスペシャルパーツが投入され、1200万円のプライスがつけられていた。

 もともとは99台限定で販売されたが、実際には55台のみの販売に留まったともいわれ、かなり希少な部類に入るモデルだが、現在の価値は2億とも5億ともいわれており、当時、無理してでも買っておけばと嘆いた人は多いハズだ。

インプレッサ 22B

 1997年のWRCでマニュファクチャラーズタイトル3連覇を達成したことを記念して、1998年3月に400台限定で販売した22Bは、STIが手がけたコンプリートモデル。

 WRカーのエクステリアを可能な限り再現していることがトピックで、全幅は1770mmまで拡大され、前後バンパーも専用のものがおごられた。

 また、エンジンはWRカーとは異なり、22B専用の2212ccの排気量を持つEJ22改が搭載されたほか、強化されたクロスミッションやビルシュタイン製ダンパーとアイバッハ製スプリングというWRカーと同じ組み合わせ(当然チューニングは異なる)で、WRカーのロードモデル的なキャラクターとなっていた。

 そんな22Bの新車価格は500万円と、いまでは考えられないほどのリーズナブルな価格だったが、現在の価値は1000万円どころか3000万円ともいわれており、海外オークションでは新車に近い個体が「億」に迫る落札予想価格になると見積もられるなど、10倍以上の高騰となっている。


小鮒康一 KOBUNA KOICHI

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日産リーフ(2代目)/ユーノス ロードスター/マツダ・ロードスター(2代目) /ホンダS660/ホンダ・オデッセイ(初代)/ 日産パルサー(初代)
趣味
長距離ドライブ
好きな有名人
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