この記事をまとめると
■アメリカのスタートアップ企業のテロ社がEVのテロトラックを発表
■テロトラックは「ミニのサイズでタコマの仕事量」を掲げたコンパクトなトラック
■テロトラックの荷台は折りたたみ式パーティションを持つミッドゲートで開くとベッドの長さが約2.4mまで延びる
トラック開発のスタートアップに数億円の投資が集まるアメリカ
アメリカ人がトラック好きなのはご承知のとおり。どでかいフルサイズをグイグイ&ゆったり走らせているイメージですが、やっぱり都市部では取りまわしに苦労する場面もあるとか。また、人身事故を起こす確率が高いのもフルサイズのトラックだそうで「欲しいけど、あんなにデカいとねぇ……」という声もあがっている模様。
そんなトラックが大好きな国にとって、テロトラック(テロの発音はハローに等しいようです)のニュースは大々的に報じられ、早くとも2026年リリースというのに先行投資が数億円も集まったとのこと。いろんな意味でスケールが違うトラックなようです。
テロ社(目的または目標を意味するギリシャ語のテロスに由来)はカリフォルニアのスタートアップ企業で、トラックづくり以前にEV向けバッテリーの小型化技術で頭角を現しました。なにしろ、アメリカで普及しているEVのバッテリーと比較してスペース使用率が最大50%に縮小できるといいますから、EVの設計自由度もダダあがりに違いありません。
また、テスラのバッテリーパックを設計するなど、EVに関する特許を15ももっているフォレスト・ノース氏をCTOに置き、「ローバー」「アストンマーティン」などの重職を歴任したアンディ・パーマー氏や、自動運転車両の最初のレーダーシステムの開発や高容量商用EVを出荷したCEOのジェイソン・マークス氏など、自動車業界の錚々たるメンバーが揃っています。